Next: 最後に
Up: 応用数理 A 期末試験の答案について
Previous: [2](b)
(PDF ファイル: test2004.pdf)
二重積分を累次積分に直して計算するところで、
のように書いている答案がかなりあった。これは累次積分の書き方が逆で、
と書くべきである。
インテグラルと
,
の対応は、内側は内側、外側は外側に対応する。
そのようになっているのにはちゃんと理由があり、元々累次積分の
という書き方は、
の中カッコを省略した書き方であり、そこからこのような対応規則が定められている。
なお、数学ではそのような「カッコを省略した」書き方、というものが色々あり、
例えば 2 階微分の
は
のカッコを省略したものだし、
という記号も、分子と分母で 2 のつく場所が違っているのは、
元々この記法が
のカッコを省略してできた記法であるためで、
そうすると分子は
が 2 つ、分母は
が 2 つの積であるように見える、
というところから来ているためである。
を
,
の順に 2 回微分したものは、
と書いたり
と書いたりするが、
この
,
の順序が逆になるのも同じ理由、
すなわちカッコを省略した書き方である、というところから来ている。
Next: 最後に
Up: 応用数理 A 期末試験の答案について
Previous: [2](b)
Shigeharu TAKENO
2004年 8月 26日