5 最後に

本稿では、通常のフィボナッチ数列の拡張として、 死を考慮したもの、および連続的な変数への拡張を紹介した。

4 節では連続的な方程式が微分方程式と 積分方程式によって解かれるという話をしたが、 「微分方程式」は、大学の授業科目になることも多いため 新しい本も定期的に出版されるが、 「積分方程式」は単独の授業科目になることはほとんどなく、 私が知らないだけかもしらないが、 新しい「積分方程式」の本を目にすることはほとんどない。 「積分方程式」に関しては、 例えばやや古いが比較的目にしやすい [4]、[5]、 あるいは割と新しい [6] などを参照するといいだろう。

また、私はこの手の分野の専門家ではないので (特に 4 節)、 用いた用語は適切でないものもあるかもしれない。 それについては、本稿で用いている用語を信じずに、 その分野のちゃんとした成書で確認して頂きたい。

竹野茂治@新潟工科大学
2017年3月22日