4 カイ自乗分布
確率変数
が独立で、
() の
とき、
が従う確率分布を
「自由度 のカイ自乗分布 」と呼ぶ。
この の密度関数 を求める。
の密度関数を
(15)
とする。
は独立なので、
次元確率分布
の密度関数は
となる ([3])。よって、 の分布関数 は、
となる。ここで、
に対して、
を の
定義関数、すなわち
(17)
とする。今の場合、
と 1 次元の定義関数を使って書けるから、
(16) の被積分関数は の関数、
すなわち動径方向のみに依存し、よって (14) により、
(18)
となり、 に対しては , に対しては、
(19)
となることがわかる。
よって、 の密度関数 は、 では 0 で、 では
となって、これで (1) が得られたことになる。
竹野茂治@新潟工科大学
2022-08-02