2 動径方向の関数の積分
まず、次のような積分を考える。
(3)
ここで、
、 は原点中心で
半径が の 次元球
(4)
は 上の 1 変数関数である。
積分領域が球なので、通常は 次元極座標
(5)
に変換して積分する。
このとき、この極座標 (5) の
ヤコビ行列式 は
(6)
の形となる。よって、(3) は
(7)
となる。
ここで、 ならば (7) は の
体積 となるので、
より は
(8)
となる。
[1] で見たように、半径 1 の 次元球の体積 は
以下の式で表される。
(9)
ここで は から 2 ずつ減らして 1, または 2 までかけたもの
(10)
である。
竹野茂治@新潟工科大学
2022-08-02