それに対して、(5) をさらに変形して、 値の変化もわかりすくする方法もある。
三角関数の倍角の公式と、合成の公式を用いると、
(8)
(7) より、 は の変化に伴い、 三角関数的 ( を拡大、縮小、平行移動した形) に 値が変化することがわかる。
ならば (8) より
一方 の場合は、
だと , でかつ でなければ いけないので、 と の符号は等しい。 よって、この場合は なら は常に正、 なら は常に負となり、 前節と同じことが言えることになる。