4 加法定理

三角関数では、次のような加法定理が成り立つ。
\begin{displaymath}
\begin{array}{ll}
\sin(x+y) & =\sin x\cos y + \cos x\sin y,\\
\cos(x+y) & =\cos x\cos y - \sin x\sin y
\end{array}\end{displaymath} (8)

それと同様に、双曲線関数に対しても次のような加法定理が成り立つ。

\begin{displaymath}
\begin{array}{ll}
\sinh(x+y) & =\sinh x\cosh y + \cosh x\s...
...\\
\cosh(x+y) & =\cosh x\cosh y + \sinh x\sinh y
\end{array}\end{displaymath} (9)

例えば (9) の 2 本目の式は、

\begin{eqnarray*}\lefteqn{\cosh x\cosh y+\sinh x\sinh y
= \frac{e^x+e^{-x}}{2}\...
...^{-y})
 &=&
\frac{1}{2} (e^{x+y}+e^{-x-y})
=
\cosh (x+y)\end{eqnarray*}


のようにして確認できる。$\tan x$, $\tanh x$ に対する加法定理も、 (8), (9) の 1 本目を 2 本目の式でそれぞれ割ることで、
\begin{displaymath}
\tan(x+y)=\frac{\tan x+\tan y}{1-\tan x\tan y},\hspace{1zw}
\tanh(x+y)=\frac{\tanh x+\tanh y}{1+\tanh x\tanh y}
\end{displaymath}

のように得られる。

竹野茂治@新潟工科大学
2010年3月19日