こういう話は、他の工学的な本ではあまり見ることがないので、 本稿もそれなりに意味があるだろうと思うが、 具体例を見ると留数計算の方が優位なのは、 実数の 1 位の極のみを持つ場合にほぼ限定されそうなことが 少し残念であった。 このことからすると、留数計算をラプラス逆変換の計算に利用しようと思う人は そんなに出てこない気がする。