Tgif FAQ - システム固有の問題


注意:

このページは、 Tgif ホームページ にある FAQ のページ を、竹野研究室 (主に竹野) が日本語に翻訳したものです。 オリジナルサイトの作者 (Bill Cheng 氏) の許可の元、ここに公開します。

FAQ 以外のページへのリンクは、 ほとんどがオリジナルページへのリンクになっていますので、 日本語訳はされていません (ただし、そのうち主なものは今後日本語訳することも考えています)。 また、ここに書かれているリンク先やソフトウェアなどの情報は、 書かれてからかなり年月が経っていますので、 リンク切れになっていたり、 現在の状況には合わない情報である可能性もあります。

この日本語訳のページに関する意見や質問は、 オリジナルサイトの作者ではなく、 竹野 にお願いいたします。

(05/31 2017)

このページのオリジナルサイト: http://bourbon.usc.edu/tgif/faq/systems.html

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tgif-4.2.3 以後ずっと日本語文字 (EUC フォント) に対して tgif は不正な PS/EPS ファイルを作ります。 これを修正することはできますか ?
パッチ tgif-QPL-4.2-patch5b を適用してください。すみませんバグです !
Ubuntu 10 上で、tgif の起動時に "Warning: No type converter registered for 'String' to 'Bitmap' conversion" というのが出ます。修正する方法はありますか ?
この警告は、/etc/X11/app-defaults/TgifTgif.IconPixmap の行によって引き起こされます。 その行の頭に ! を追加して その行をコメントアウトしてください。

その同じファイル内の Tgif.ColorFromXPixmap の行も問題がありそうです。 これもコメントアウトするといいでしょう。

64 ビット Ubuntu 10 上で動かしていますが、 LaTeX 数式オブジェクトをダブルクリックしたら 色んなエラーメッセージが出てきました。 LaTeX 数式入力は以前は機能していました。 これを修正する方法はありませんか。
あなたが実行している tgif は、あなたの OS の 32 ビット版でコンパイルしたものかもしれません。 tgif の最新版をダウンロード し、 それをコンパイルしてインストールしてください。

Ubuntu 10 を起動している場合、 64 ビット版の tgif は ubuntu.com からダウンロードすることもできます。

私は Debian に切り替えたのですが、 tgif を実行すると、OpenFont() の致命的なエラーが出てきます: Cannot open the Default(Msg)Font '-*-courier-medium-r-normal-*-14-*-*-*-*-*-iso8859-1'。 xfontsel で見ると Courier フォントは全くありません。 どうしたらいいでしょうか。
かなり昔は、Courier, Helvetica, Times などのような標準 Adobe フォントは、 Red Hat Linux 上では (そして多分より前の Fedora のリリースでは) デフォルトですべてのサイズが (スケーラブルフォントとして) 用意されていました。 Debian のリリースでは、 標準 Adobe フォントは有効ではないようです。

まずやるべきことは Adobe フォントをインストールすることです:

sudo apt-get install xorg-x11-fonts-ISO8859-1-75dpi
sudo apt-get install xfonts-75dpi
xset fp rehash
これでうまくいかなければ、以下を実行し:
xlsfonts
そして、あなたのシステムでどんなフォントが利用可能か見てください。 例えば、"clean" と "utopia" フォントが あなたのシステムで利用可能であれば、 以下の X デフォルト値を試してみてください:
        Tgif.DefFixedWidthFont:           -*-fixed-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
        Tgif.DefFixedWidthRulerFont:      -*-fixed-medium-r-normal--10-*-*-*-*-*-*-*
        Tgif.MenuFont:                    -*-utopia-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
        Tgif.BoldMsgFont:                 -*-utopia-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
        Tgif.MsgFont:                     -*-utopia-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
        
        Tgif.HasAlternateDefaultFonts: true
        Tgif.Times-Roman:                 -*-clean-medium-r-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Times-Bold:                  -*-clean-bold-r-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Times-Italic:                -*-clean-medium-i-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Times-BoldItalic:            -*-clean-bold-i-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Courier:                     -*-fixed-medium-r-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Courier-Bold:                -*-fixed-bold-r-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Courier-Oblique:             -*-fixed-medium-o-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Courier-BoldOblique:         -*-fixed-bold-o-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Helvetica:                   -*-utopia-medium-r-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Helvetica-Bold:              -*-utopia-bold-r-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Helvetica-Oblique:           -*-utopia-medium-i-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.Helvetica-BoldOblique:       -*-utopia-bold-i-*-*-%d-*-*-*-*-*-iso8859-1
        Tgif.NewCenturySchlbk-Roman:      -*-clean-medium-r-normal--%d-*
        Tgif.NewCenturySchlbk-Bold:       -*-clean-bold-r-normal--%d-*
        Tgif.NewCenturySchlbk-Italic:     -*-clean-medium-r-semicondensed--%d-*
        Tgif.NewCenturySchlbk-BoldItalic: -*-clean-bold-r-semicondensed--%d-*
        !Tgif.Symbol:                     -*-standard symbols l-medium-r-normal--%d-*-*-*-*-*-adobe-symbol
最後の行はコメントアウトしてあることに注意してください。 "xlsfonts" の出力の中の "symbol" を探して、 この最後の行をその適切なフォントで置き換え、 コメント記号を削除するといいでしょう。
 
私は Fedora 8に切り替えたのですが、 tgif を実行すると、OpenFont() の致命的なエラーが出てきます: Cannot open the RulerFont '-*-courier-medium-r-normal-*-10-*-*-*-*-*-iso8859-1'。 xfontsel で見ると Courier-10 フォントはありません。 どうしたらいいでしょうか。
かなり昔は、Courier, Helvetica, Times などのような標準 Adobe フォントは、 Red Hat Linux 上では (そして多分より前の Fedora のリリースでは) デフォルトですべてのサイズが (スケーラブルフォントとして) 用意されていました。 より新しい Fedora のリリースでは、 標準 Adobe フォントはすべてのサイズが有効、 というわけではないようです。

この問題を避けるには、 X リソース値のデフォルトの設定を書き換える方法があります。 例えば以下の X デフォルト値を試してみてください:

Tgif.RulerFontSize: 11
利用可能なフォントサイズが、11, 14, 17, 20, 25, 34 のみであれば、以下の X デフォルト値を使用します:
Tgif.FontSizes: 11 14 17 20 25 34
しかし、これを使うと、他のフォントサイズが必要なときに、 Properties (各種設定) メニューの SetSelectedFontSize を 使用して新しいフォントサイズを入力する必要があります。

より新しい Fedora リリースでは、 私はスケーラブル Utopia フォントを使うようにしています。 tgif に Utopia フォントを追加するには、 以下の X デフォルトを使用します:

Tgif.AdditionalFonts: \n\
utopia-medium-r-normal,iso8859-1,Utopia-Regular \n\
utopia-bold-r-normal,iso8859-1,Utopia-Bold \n\
utopia-medium-i-normal,iso8859-1,Utopia-Italic \n\
utopia-bold-i-normal,iso8859-1,Utopia-BoldItalic
 
SuSE Linux 上で動かしていますが、 Times-20 フォントを使おうとすると Times-20 フォントは有効でないといったメッセージが出てきます。 これは修正できますか ?
Linux のシステムによっては、もはや Adobe のスケーラブルフォントは 利用できなくなっている場合があります。 (これは多分著作権などのためだと思います。) しかし、Adobe フォントの代わりに URW フォントを使うことができます。 あなたのインストール CD から urw-fonts-*.rpm を探し、 システムにインストールしてみてください。 そして、以下のいずれかを確認してください。
a) あなたの X リソースファイル内に Tgif.FontNamePrefix が指定されていては いけません
b) 以下の X デフォルト値を使ってください:
Tgif.FontNamePrefix: -*
Red Hat 9.0 上で動かしていますが、 tgif はコピー & ペーストでトラブルが起きます。 どうしたらいいですか。
これは、tgif の古い版でのバグです。 以前の tgif では、コピー & ペーストは 完全な古い X11 の仕組みを利用して実装していました。 tgif-4.1.45 では X Selections の仕組みを使ってコピー & ペーストを行うように 修正されています。

今では、この問題を避けるには、以下のことを行ってください。

  1. klipper を実行
  2. klipper メニュー から Configure Llipper を選択
  3. Prevent empty clipboard のチェックボックスがチェック されてない ことを確認
  4. Clipboard/Selection BehaviorSeparate clipboard and selection が選択されていることを確認

より新しいシステムでこれが起きたら、 klipper (か何か同等のもの) が動いていないかどうかを確認してください。 もし動いていれば、システムトレイ 内でそれを知ることができるでしょう。 それが動いていて、しかもペーストが機能しなかったら、 以下の X デフォルトを設定することで、 古いコピー & ペーストの仕組みに戻すことが可能です。

Tgif.PasteFromXSelectionOnly: false
こうすることでの欠点は、X の古いクリップボードの仕組みは 使うバッファにサイズ制限があることで、 よって大きな複数のオブジェクトをコピー & ペーストすることはできません。

最後に、"selection conversion was refused" というメッセージが出た場合は、 klipper のヒストリバッファをクリアしてみて、 上のアプローチを試す前にそれがうまくいくか確認してください。