Tgif FAQ - HTML ファイルへの出力


注意:

このページは、 Tgif ホームページ にある FAQ のページ を、竹野研究室 (主に竹野) が日本語に翻訳したものです。 オリジナルサイトの作者 (Bill Cheng 氏) の許可の元、ここに公開します。

FAQ 以外のページへのリンクは、 ほとんどがオリジナルページへのリンクになっていますので、 日本語訳はされていません (ただし、そのうち主なものは今後日本語訳することも考えています)。 また、ここに書かれているリンク先やソフトウェアなどの情報は、 書かれてからかなり年月が経っていますので、 リンク切れになっていたり、 現在の状況には合わない情報である可能性もあります。

この日本語訳のページに関する意見や質問は、 オリジナルサイトの作者ではなく、 竹野 にお願いいたします。

(05/31 2017)

このページのオリジナルサイト: http://bourbon.usc.edu/tgif/faq/html.html

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HTML 形式で出力すると、 すべてクライアントサイドイメージマップになってしまいますが、 より 効果的 なものを作ることはできますか ?
tgif-4.x では、HTML ファイルを作る際に HTML テンプレートファイルを指定できます。 これは、ファイルメニューの 「Set HTML Export Template」(テンプレート読み込み) のメニュー項目で行えます。 これは、Web 上で複数ページの表示を出力したい場合にはとても便利です。 テンプレートファイルは、そのページの見た目を決め、 テンプレート内の 変数 は対応する情報に置き換わります。 変数名は、HTML 文字実体の書式になっていて、 すべて "&tgv" で始まり、 ";" で終わります。一覧は以下の通り:

&tgvfilename;
この変数は、そのファイルの名前 (拡張子は含まない) に置き換わります。
&tgvcurnum;
この変数は、現在のページ番号に置き換わります。
&tgvfirstnum;
この変数は、最初のページ番号 (通常は 1) に置き換わります。
&tgvlastnum;
この変数は、最後のページ番号に置き換わります。
&tgvprevnum;
この変数は、一つ前のページ番号 (最後への巡回あり) に置き換わります。
&tgvprevnumnowrap;
この変数は、一つ前のページ番号 (巡回なし) に置き換わります。
&tgvnextnum;
この変数は、次のページ番号 (先頭への巡回あり) に置き換わります。
&tgvnextnumnowrap;
この変数は、次のページ番号 (巡回なし) に置き換わります。
&tgvtitle;
この変数は、ページタイトルかファイルのタイトルに置き換わります。
&tgvmapobjs;
この変数は、クライアントサイドイメージマップの (<area> タグ で指定した) オブジェクトに置き換わります。

以下の例を試してみてください:

  1. slides.obj は、 ファイル template.html を HTML テンプレートとして使っています。 これら 2 つのファイルをダウンロードし、 同じディレクトリに保存してください。 HTML テンプレートファイルをエディタで開いてみて、 変数がどこに書かれているか見てください。

  2. 次に、slides.obj を tgif で開きます。 各ページの右下角にあるページ番号オブジェクトは、 実際のページ番号の代わりに !(STACKED_PAGE_NUM) のようになっています。 これは、あなたが印刷/出力するときにのみ実際のページ番号が 必要だという理由で (そしてページを追加した際に あちこちのページ番号を修正して回るということをしなくていいように) 使われます。 <Cntrl><Alt>8 を押すか、レイアウトメニューの スライドショーサブメニューからスライドショーを選択して、 スライドショーモードに入ります。 これは、それらのページを正しく番号付けします。 これはファイルも保存できないようにしますが、 この場合はそれで OK です。

  3. スライドショーモードを抜けるには <ESC> を押します。

  4. ここで直接 HTML に出力すると、画像は大きくなりすぎます (現在のファイルの拡大/縮小率は 142% に設定されていて、 それは私が普段スライド用に使っているサイズです)。 編集メニューの Transformation (各種変換) サブメニューから 「Precise Scale Everything」を選択し、0.6666 と入力します。 これにより tgif はすべての要素を 2/3 に縮小します (このファイルの最終的な拡大/縮小率も 213.021% に変わります)。 それには数秒かかります。

  5. ファイルメニューの Print/Export フォーマットサブメニューから HTML 出力形式を選択します。そしてファイルメニューから Print One File Per Page (各ページを別のファイルに出力) を選択して 3 つの HTML ファイルを作成します (およびこのスライドをレンダリングしたビットマップの 3 つの GIF ファイル)。 これは、一つ前の作業よりもちょっとだけ時間がかかります。

  6. ブラウザで slides-1.html を開いてください。 ページの下にあるナビゲーション用の矢印も機能するはずです (変数値が正しい値に置き換わっているために)。

  7. スライド内のピンク色の文字列はハイパーリンクとして 機能することに注意してください ! 戻ってオブジェクトファイルを見ると、 それらのオブジェクトがそれらに結びつけられた 一つの HREF 属性を持っていることがわかるでしょう。