Tgif FAQ - eq4xpm.sym


注意:

このページは、 Tgif ホームページ にある FAQ のページ を、竹野研究室 (主に竹野) が日本語に翻訳したものです。 オリジナルサイトの作者 (Bill Cheng 氏) の許可の元、ここに公開します。

FAQ 以外のページへのリンクは、 ほとんどがオリジナルページへのリンクになっていますので、 日本語訳はされていません (ただし、そのうち主なものは今後日本語訳することも考えています)。 また、ここに書かれているリンク先やソフトウェアなどの情報は、 書かれてからかなり年月が経っていますので、 リンク切れになっていたり、 現在の状況には合わない情報である可能性もあります。

この日本語訳のページに関する意見や質問は、 オリジナルサイトの作者ではなく、 竹野 にお願いいたします。

(05/31 2017)

このページのオリジナルサイト: http://bourbon.usc.edu/tgif/faq/eq4xpm.html

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新しいeq4xpm.sym 数式オブジェクトはどう使えばいいのですか ?
tgif-4.1.42 以降、 tgif の標準配布には追加の LaTeX 数式記号ファイル eq4xpm.sym がついています。 このファイルは eq4.sym と同等ですが、 tgif 上の別な数式の作り方を提供し、 EPS ファイルの代わりに XPM 画像を生成します。 これは、tgif 上で、特にスライドショーモードで数式が 表示されるようにしたい場合には便利でしょう。

しかしこのもう一つの記号ファイルは、 LaTeX, ghostscript, ImageMagicconvert, netpbm パッケージ, そして最後に xv を持っている場合のみ利用可能ですが、 xv は、ラスタ画像の編集を希望する場合のみ必要です (proc= 属性参照)。

以下は、この記号ファイルの使用法の説明です。

latex, dvips, convert (ImageMagic), netpbm パッケージ, そして最後に xv がパスの中に含まれているか 確認してください。 この記号を例示した後は、品質を向上させるために 解像度と位置情報、大きさを変更できます。 これを行うには、記号の上で右クリックし、 "エディターで属性編集" (Edit Attribute in Editor) を選択します。 すると density=geometry= 属性があるでしょう。そのデフォルトの値は、 数式画像のかなりいい品質を与えてくれます。 このメニューの下に eq= 属性があり、 その数式は TeX の形式で編集できます。 最初にダブルクリックした記号は、 すぐに数式名の入力を求められますが、 その数式を参照する必要がなければ それには単に <ENTER> と答えることも可能です。 そして数式名は一意の番号になります。

この後、その LaTeX スクリプトは画像変換と同様に機能します。 proc= 属性が文字列 cmd を含む場合、 その画像は、直接 tgif 上に現れます。 文字列 ecmd を含む場合は、 数式画像の取り込みの前に xv が起動され、 それでその画像を操作することができます。 tgif で画像を取り込むには、その画像を XPM として保存して、 xv を終了する必要があることに注意してください。 最初の eq= 属性の表示は、最初の編集後に隠されます。

より良い見た目の画像を作る eq4xpm.sym 数式オブジェクトはどう取得できますか ?
eq4xpm.sym オブジェクト上で右クリックして "エディターで属性編集" (Edit Attribute in Editor) を選択し、"cmd=" を選択すると、 以下の行が現れます:
      cd /tmp;
      xterm -geom 80x8+300+100 -e latex $(file_name);
      xterm -geom 80x8+300+100 -e dvips -E -n 1 -o $(file_name).ps $(file_name);
      xterm -geom 80x8+300+100 -e convert -geometry $(geometry) \
          -density $(density) $(file_name).ps $(file_name).gif;
      giftopnm $(file_name).gif | ppmtoxpm > $(file_name).xpm;

このコマンドの "xterm" 部分を削除すると、 こうなります:

      cd /tmp;
      latex $(file_name);
      dvips -E -n 1 -o $(file_name).ps $(file_name);
      convert -geometry $(geometry) -density $(density) \
          $(file_name).ps $(file_name).gif;
      giftopnm $(file_name).gif | ppmtoxpm > $(file_name).xpm;

これらは、tgif は数式オブジェクト内に取り込もうとする XPM ファイルを、tgif が作るのに実行する基本的なコマンドです。 $(geometry)$(density) の値は eq4xpm.sym オブジェクト属性に保存されますが、 デフォルトではそれらはそれぞれ 25%576 になっています。 大きな数式を得るにはこれらの値を変更します。 例えば、geometry= 属性の値を 100% に変更すると、画像は前の 4 倍に大きくなります。

他にあなたができることは、 LaTeX の Computer Modern フォントよりもよい解像度を持つ Times フォントを使うことです。そうするには、 \usepackage{times} を入れるように latex のソースファイルを修正する必要があります。 eq4xpm.sym オブジェクトの上で右クリックし、 "エディターで属性編集" (Edit Attribute in Editor) を選択し、"header=" を選択します。 以下の行を \documentclass[12pt]{article} のすぐ下に追加します:

      \usepackage{times}

ファイルを保存して終了し、 そして数式オブジェクトを再びダブルクリックします。

私のファイルが eq4xpm.sym 数式オブジェクトを含んでいて、 そのファイルを PS/EPS フォーマットで出力すると、 数式の品質がかなり悪くなります。どうすればいいでしょう ?
eq4xpm.sym オブジェクトはビッマップファイルを生成しますが、 あまり大きなビットマップを生成しない場合は PS/EPS ではあまり良いものにはなりません。 大きなビットマップを得るには、 上のセクション を見てください。 EPS ファイルを生成する必要があるなら、 eq4.sym を使うべきです。