書式:
set mapping {cartesian | spherical | cylindrical}
デフォルトではカーテシアン座標 (通常の x,y,z 座標) が使われます。
球面座標では、データは 2 つか 3 つの列 (またはその個数の using エン トリ) として与えられます。最初の 2 つは方位角 (theta) と仰角 (phi) と みなされます (set angles で設定された単位で)。半径 r は、もし 3 列目 のデータがあればそれが使われ、もしなければ 1 に設定されます。各変数の x,y,z との対応は以下の通りです:
x = r * cos(theta) * cos(phi) y = r * sin(theta) * cos(phi) z = r * sin(phi)
これは、"極座標系" というより、むしろ "地学上の座標系" (緯度、経度) に 相当することに注意してください。
円柱座標では、データはやはり 2 つか 3 つの列で与えられ、最初の 2 つは theta (set angle で指定された単位の) と z と見なされます。半径 r は 球面座標の場合と同様、3 列目のデータがあればそれが、なければ 1 と設定 されます。各変数の x,y,z との対応は以下の通りです:
x = r * cos(theta) y = r * sin(theta) z = z
mapping の効果は、splot コマンド上の using によるフィルタで実現 することも可能ですが、多くのデータファイルが処理される場合は mapping の方が便利でしょう。しかし、mapping を使っていても、もしファイルのデ ータの順番が適切でなかったら結局 using が必要になってしまいます。
mapping は plot では何もしません。