以前のバージョンでは、gnuplot は動的にバイナリデータかどうかを判断 していましたが、現在は、ファイル名の後ろに binary キーワードを直接 指定することが必要です。
単精度浮動小数の数値が次のように保存されています:
<N+1> <y0> <y1> <y2> ... <yN> <x0> <z0,0> <z0,1> <z0,2> ... <z0,N> <x1> <z1,0> <z1,1> <z1,2> ... <z1,N> : : : : ... :
これらは以下のような 3 つの数字の組に変換されます:
<x0> <y0> <z0,0> <x0> <y1> <z0,1> <x0> <y2> <z0,2> : : : <x0> <yN> <z0,N>
<x1> <y0> <z1,0> <x1> <y1> <z1,1> : : :
そして、これらの 3 つの数字の組は gnuplot の孤立線に変換され、その後 gnuplot が通常の方法で描画の残りを行います。
行列やベクトルの操作のサブルーチン (C による) が binary.c に用意され ています。バイナリデータを書くルーチンは
int fwrite_matrix(file,m,nrl,nrl,ncl,nch,row_title,column_title)
です。これらのサブルーチンを使う例が bf_test.c として用意されていて、 これはデモファイル demo/binary.dem 用に複数のバイナリファイルを生成 します。
index キーワードは、ファイルフォーマットが 1 つのファイルにつき 1 つ の曲面しか許さないため、サポートされません。every や using フィルタ はサポートされます。using は、データがあたかも上の 3 つ組の形で読まれ たかのように働きます。