next up previous contents
Next: 36.1.1 Binary Up: 36 Splot Previous: 36 Splot

36.1 Data-file

plot と同じように、ファイルに含まれる離散的なデータは、そのファイル 名をクォートで囲んで指定することで描画できます。

書式:

     splot '<file_name>' {binary | matrix}
                         {index <index list>}
                         {every <every list>}
                         {using <using list>}

"""-" といった特別なファイル名も plot のときと同様に許されます。

手短にいうと、binarymatrix はそのデータが特別な形であることを、 index は多重データ集合ファイルからどのデータ集合を選んで描画するかを、 every は各データ集合からどのデータ行 (部分集合) を選んで描画するかを、 using は各データ行からどのように列を選ぶかを指定します。

indexevery オプションは plot の場合と同じように振舞います。 using も、using のリストが 2 つでなく 3 つ必要であるということを 除いては同様です。

thrusmooth といった plot のオプションは splot では利用でき ません。しかし、cntrparamsdgrid3d が、制限されてはいますが平滑化 のために用意されています。

データファイルの形式は、各点が (x,y,z) の 3 つ組である以外は、本質的に plot と同じです。もし一つの値だけが与えられれば、それは z として使われ、 データブロック番号が y として、そして x はそのデータブロック内での番号が 使われます。もし 2 つの値が与えられれば、gnuplot はエラーメッセージを 出します。3 つの値は (x,y,z) の組と見なされます。他に値があれば、それは 一般に誤差と見なされます。それは fit で使うことが可能です。

splot のデータファイルでは、1 行の空行はデータブロックの分離子です。 splot は個々のデータブロックを、関数の y-孤立線と同じものとして扱い ます。1 行の空行で分離されている点同士は線分で結ばれることはありません。 全てのデータブロックが全く同じ点の数を持つ場合、gnuplot はデータ ブロックを横断し、対応する点同士を結ぶ孤立線を描きます。これは "grid data" と呼ばれ、曲面の描画、等高線の描画 (set contour)、隠線処理 (set hidden3d) では、この形のデータであることが必要となります。 splot grid data も参照して下さい。

3 列の splot データにおいては、媒介変数モード (parametric) を指定 することはもはや不要です。



next up previous contents
Next: 36.1.1 Binary Up: 36 Splot Previous: 36 Splot
Shigeharu TAKENO
2003年 10月 21日