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34.49.67 Tgif

Tgif は X11 ベースのドローツールです -- ただし、これは GIF に関して何 かするわけではありません。

tgif ドライバは複数の点の大きさ (set pointsize で)、複数の見出し用 のフォント、フォントサイズ (例えば set label "Hallo" at x,y font "Helvetica,34")、そして 1 ページ内の複数のグラフ描画をサポートします。 軸の比率は変更されません。

書式:

     set terminal tgif {portrait | landscape} {<[x,y]>}
                       {solid | dashed}
                       {"<fontname>"} {<fontsize>}

$<$[x,y]$>$ にはそのページ内の x 方向、y 方向のグラフの数を指定し、 "$<$fontname$>$" には有効な PostScript フォント名、$<$fontsize$>$ はその PostScript フォントの大きさを指定します。デフォルトでは portrait, [1,1], dashed, "Helvetica", 18 です。

solid オプションは、編集作業中にそうであるように、線がカラーである場 合に普通使われます。ハードコピーは白黒になることが多いので、その場合は dashed を選択すべきでしょう。

多重描画 (multiplot) は 2 種類の方法で実装されています。

その一つは、標準的な gnuplot の多重描画のやり方です:


     set terminal tgif
     set output "file.obj"
     set multiplot
     set origin x01,y01
     set size  xs,ys
     plot ...
          ...
     set origin x02,y02
     plot ...
     set nomultiplot

より詳しい情報については set multiplot を参照してください。

もう一つの方法はドライバの [x,y] オプションです。この方法の長所は、原 点 (origin) や大きさ (size) の設定をしなくても全てのグラフが自動的に縮 尺され配置されることです。グラフの比 x/y は、自然な比 3/2 (または set size で設定されたもの) が保持されます。

両方の多重描画の実装が選択された場合、標準的なやり方の方が選択され、警 告のメッセージが表示されます。

単一描画 (または標準的な多重描画) の例:

     set terminal tgif                  # デフォルト
     set terminal tgif "Times-Roman" 24
     set terminal tgif landscape
     set terminal tgif landscape solid

ドライバの持つ多重描画の仕組みを利用する例:

     set terminal tgif portrait [2,4]  # 縦置、x-方向に 2 つ、y-方向
                                       # に 4 つのグラフ描画
     set terminal tgif [1,2]           # 縦置、x-方向に 1 つ、y-方向
                                       # に 2 つのグラフ描画
     set terminal tgif landscape [3,3] # 横置、両方の方向に 3 つのグ
                                       # ラフ描画


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Shigeharu TAKENO
2003年 10月 21日