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34.49.56 Pslatex and pstex

pslatexpstex ドライバは、それぞれ LaTeX と TeX で後処理される 出力を生成する。pstex で生成される図は、任意の plain-TeX ベースの TeX (LaTeX もそうです) で取り込むことができます。

書式:

     set terminal pslatex | |pstex {<color>} {<dashed>} {<rotate>}
                                   {auxfile} {<font_size>}

$<$color$>$colormonochrome$<$rotate$>$rotatenorotate で、それは y-軸の見出しを回転するかどうかを決定します。$<$font_size$>$ は 希望するフォントの (ポイント単位での) 大きさです。

auxfile が指定されると、ドライバは PostScript コマンドを、LaTeX ファ イルに直接出力する代わりに、補助ファイルに書き出すようになります。これ は、dvips がそれを扱えないくらい大きいグラフである場合に有用です。補助 PostScript ファイルの名前は、set output コマンドで与えられる TeX フ ァイルの名前から導かれるもので、それはその最後の .tex の部分 (実際の ファイル名の最後の拡張子の部分) を .ps で置き換えたもの、または、TeX ファイルに拡張子がないならば .ps を最後に付け足したものになります。 gnuplot を終了する前にファイルを閉じることを忘れないでください。

LaTeX に関する全てのドライバは文字列の配置の制御に特別な方法を提供しま す: '{' で始まる文字列は、'}' で閉じる必要がありますが、その文字列全体 が LaTeX によって水平方向にも垂直方向にもセンタリングされます。'[' で 始まる文字列の場合は、位置の指定をする文字列 (t,b,l,r のうち 2 つまで) が続き、次に ']{'、文字列本体、で最後に '}' としますが、この文字列は LaTeX が LR-box として整形します。$\backslash$rule{}{} を使えばさらに良い位置合わ せが可能でしょう。

例:

     set term pslatex monochrome dashed rotate       # デフォルトに設定

PostScript コマンドを "foo.ps" に書き出す:
     set term pslatex auxfile
     set output "foo.tex"; plot ...: set output

見出しの位置合わせに関して: gnuplot のデフォルト (大抵それなりになるが、そうでないこともある):
      set title '\LaTeX\ -- $ \gamma $'

水平方向にも垂直方向にもセンタリング:
      set label '{\LaTeX\ -- $ \gamma $}' at 0,0

位置を明示的に指定 (上に合わせる):
      set xlabel '[t]{\LaTeX\ -- $ \gamma $}'

他の見出し - 目盛りの長い見出しに対する見積り:
      set ylabel '[r]{\LaTeX\ -- $ \gamma $\rule{7mm}{0pt}}'

線幅と点の大きさは set linestyle で変更できます。


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Shigeharu TAKENO
2003年 10月 21日