6 開発ブランチ (Development branch (version 6.1))

以下に、まだ安定リリースには載せていない開発ブランチでの機能の部分的な 一覧を示します。一覧の先頭に近い項目は、現在の安定版 (6.0.x) の引き続 く更新時に後方導入するかもしれません。一覧の下の方にある項目は、バージ ョン 6.2 までは安定リリース版には導入しないかもしれません。

• 新しい 2 次元描画スタイル with hsteps は、階段関数型のグラフとして 既にあるスタイル steps, histeps, fsteps, fillsteps が提供し ていたものに、さらに色々な表現を追加することができる。以下参照: hsteps (53)。(6.0.2 に導入)
• バイナリデータファイルに対する空行の同等品。データ項目を分離するのに 空行を必要とするような描画スタイルに対するバイナリ入力をサポートする のに必要。以下参照: binary blank (103.2.6)。(6.0.2 に導入)
• 以前の版の gnuplot では、3 次元多角形 (polygon)、部品 (object)、塗り 潰しの領域などは、すべて "set pm3d" から取られる一つの境界色と線幅を 共有していました。この制限は、現在では取り除かれています。境界の属性 はグラフ毎、部品毎に指定できます。この変更は "set pm3d" が 3 次元多 角形と箱の境界に影響すると期待するすべてのスクリプトに影響を与えます。
• splot with contourfill at base
• 局所変数の実装の改良 (より速く、よりよく定義される通用範囲で) (6.0.2 に導入)
• "linestyle variable"
• 3 次元面体に対する pm3d 色付け (例えば Delaunay モザイク曲面)。以下 参照: delaunay (103.3.5.4)。
• plot と splot に "using" の外で条件式を与える入力データフィルタ。例: plot DATA using 2:3 with boxes if (stringcolumn(1) eq "ABC")
• 以前外部スクリプト gpsavediff として配布してたものと同等の新しいコ マンド save changes。このコマンドは、今の gnuplot セッションの開始 時のプログラムの状態から、現在の状況を特徴付けるようなプログラムの設 定、変数、関数のみを保存します。以下参照: save changes (115)。
• より頑健なスレッド、エラー復帰による wxt 出力ドライバの改良
• 画像ファイルのデータ処理での gdlib の代用品
• 配列要素に渡る繰り返し array A; for [e in A] { ... } [試験段階]
• キーワード "sample" の非推奨
• "marks" と呼ぶ新しいグラフィカルな物体のカテゴリ。これは、複雑な記号 を定義し、plot で利用できます。以下参照: marks (23)。