書式:
plot '<file_name>' {binary <binary list>} {{nonuniform|sparse} matrix} {index <index list> | index "<name>"} {every <every list>} {skip <number-of-lines>} {using <using list>} {convexhull} {concavehull} {smooth <option>} {bins <options>} {mask} {volatile} {zsort} {noautoscale} {if (<expression>)}
修正子の binary, index, every, skip, using, smooth, bins, mask, convexhull, concavehull, zsort, if をそれぞれに分けて 説明します。簡単に言うと以下の通り:
splot もよく似た書式を使いますが、いくつかのフィルタ、平滑化オプショ ンしかサポートしていません。
キーワード noautoscale は、自動的に軸の範囲が決定される機能が有効で ある場合に、この描画を構成するデータ点については、それを無視させる (自 動縮尺機能の計算対象から外す) ようにします。
テキストデータファイル:
データファイルの空でない各行は、一つのデータ点を記述しますが、# で始 まる行は例外で、これはコメントとして扱われ無視されます。
描画スタイルと指定したオプションに依存し、各行から 1 つ以上 8 個以下の 値を読み込み、単一のデータ点に関連付けます。以下参照: using (100.3.11)。
データファイルの単一行中の個々の値は、ホワイトスペース (一つまたは複数 の空白かタブ) か、またはコマンド set datafile で指定した特別なフィー ルド区切り文字で区切られている必要があります。フィールド全体が二重引用 符で囲まれている場合、またはフィールド区切り文字りがホワイトスペース以 外になっている場合は、そのフィールドがホワイトスペースを含むことが可能 です。二重引用符内のホワイトスペースは列数の勘定の際には無視されるので、 次のデータ行は 3 列と見なされます:
1.0 "second column" 3.0
データは、指数部に e, E の文字をつけた指数表記で書かれていても構いませ ん。コマンド set datafile fortran が有効な場合は、fortran の指数指定 子 d, D, q, Q も使えます。
データファイルの空行は重要です。 1 行のブランク行は、plot に不連続を指示します; ブランク行によって区 切られた点は線で結ばれることはありません (line style で書かれている場 合には)。 2 行のブランク行は、別々のデータ集合間の区切りを示します。以下参照: index (100.3.6)。
もし autoscale の状態であれば (以下参照: set autoscale (113.3))、軸は全ての データポイントを含むように自動的に引き伸ばされて、目盛りが書かれる状態 ならば全ての目盛りがマークされます。これは、2 つの結果を引き起こします: i) splot では、曲面の角は底面の角に一致していないことがあります。こ の場合、縦の線は書かれることはありません。ii) 2 種類の軸での、同じ x の範囲のデータの表示の際、もし x2 の軸に対する目盛りが書かれていない場 合は、x 座標があっていないことがあります。これは x 軸 (x1) は全ての目 盛りにまで自動的に引き延ばされるのに対し、x2 軸はそうではないからです。 次の例でその問題を見ることができます:
reset; plot '-', '-' axes x2y1 1 1 19 19 e 1 1 19 19 e
これを避けるには、set autoscale コマンドか set [axis]range コマン ドの noextend オプションを使うことができます。これは、次の目盛りの刻 みを入れるような軸の範囲の拡張機能を無効にします。
ラベルの座標と文字列もデータファイルから読み込むことができます (以下
参照: labels (55))。