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linecolor や linewidth と同様に、点線/破線パターン (dashtype) が 各曲線毎の属性として独立しました。従来のような、使用中の出力形式の点線 を書くための特別なモードとして指定する必要はありません。すなわち、 set term <termname> {solid|dashed} のような古いコマンドは現在は無視 されます。
すべての線は、ほかに指定しなければ、dashtype solid という属性を持ち ますが、このデフォルト値をコマンド set linetype で特定の線種に変更し その後のコマンドで使えるようにできます。または、plot や他のコマンド の一部分として使用したい点線/破線の型を指定できます。
書式:
dashtype N # 定義済み点線/破線型を番号で呼び出し dashtype "pattern" # 点 (.) 横線 (-) 下線 (_) と空白の組み合わ # せ文字列による指定 dashtype (s1,e1,s2,e2,s3,e3,s4,e4) # 1~4 個の <実線長>,<空白長> # の組による点線/破線パターン指定
例:
# 2 つの関数が線種 1 を使うが dashtype で区別 plot f1(x) with lines lt 1 dt solid, f2(x) with lines lt 1 dt 3
いくつかの出力形式は、それが提供する定義済み点線/破線パターンに、ユー ザ定義パターンを追加することをサポートしています。
例:
plot f(x) dt 3 # 出力形式の持つパターン 3 を使用 plot f(x) dt ".. " # 一時的なパターンを作成 plot f(x) dt (2,5,2,15) # 同じパターンを数値で表現 set dashtype 11 (2,4,4,7) # 新パターンを番号で呼び出せるよう定義 plot f(x) dt 11 # 新パターンを使って描画
点線/破線パターンを文字列で指定した場合、gnuplot はそれを <実線長>, <空白長> の組の列に変換します。ドット "." は (2,5) に、ダッシュ "-" は (10,10) に、下線 "_" は (20,10) に、また空白 " " は直前の <空白長> の 値に 10 を追加します。その場合、コマンド show dashtype は、元の文字 列と変換後の数値の列の両方を表示します。