112.47 Pm

pm ドライバは、グラフが描画される OS/2 プレゼンテーションマネージャ ウィンドウを提供します。そのウィンドウは最初のグラフが描画されたときに 開かれます。このウィンドウは印刷、クリップボードへのコピー、そしてそれ 自身のオンラインヘルプを持っています。

書式:

     set terminal pm      {{server} {n} | noserver}
                          {nopersist | persist}
                          {enhanced | noenhanced}
                          {font <fontspec>}
                          {nowidelines | widelines}
                          {{title} "title"}

persist を指定すると、各グラフはそれぞれ自身のウィンドウを持ち、その すべてのウィンドウは gnuplot が終了した後も開いたままになります。 server を指定すると、全てのグラフは同じウィンドウ内に現われ、それは gnuplot 終了後も開いたままになります。このオプションは、さらに追加の 数引数を取り、その数字はサーバプロセスのインスタンスになります。よって 同時に複数のサーバウィンドウを使うことができます。

widelines を指定すると、全てのグラフは幅の広い線で描かれます。 enhanced を指定すると、上付き文字や下付き文字、複数のフォントを使う ことができます (詳細は、以下参照: enhanced text (p. [*]))。コア PostScript フ ォントのフォント名は 1 文字に省略できます (T/H/C/S はそれぞれ Times/Helvetica/Courier/Symbol を意味します)。

title を指定すると、それは描画ウィンドウのタイトルとして使われます。 それはサーバインスタンス名としても使われ、それは追加の数引数を上書きし ます。

gnuplot とは別のドライバである gnupmdrv.exe の場所は、gnuplot 自身が置 かれているディレクトリを探しますが、それは環境変数 GNUPLOT_DRIVER_DIR か GNUPLOT を定義することで変更できます。最終的には、gnupmdrv.exe を見 つけるのにはカレントディレクトリと PATH を使用します。

竹野茂治@新潟工科大学
2020-12-08