112.46 Pict2e

出力形式 pict2e は、picture 環境の LaTeX2e 用の変種を使用します。これ は、元々の LaTeX picture 環境に基づく出力形式である latex, emtex, tpic, eepic に置き換わるものです。(試験段階)

この出力形式に代わり、より完全に gnuplot の機能をサポートするものとして tikz, pstricks, cairolatex, pslatex, epslatex, mp がありま す。

書式:

     set terminal pict2e
                  {font "{<fontname>}{,<fontsize>}"}
                  {size <XX>{unit}, <YY>{unit}}
                  {color | monochrome}
                  {linewidth <lw>} {rounded | butt}
                  {texarrows | gparrows} {texpoints | gppoints}
                  {smallpoints | tinypoints | normalpoints}

この出力形式は、以下の LaTeX 標準パッケージを仮定します: pict2e,xcolor, graphics/graphicx, amssymb。pdflatex の場合は、透過のサ ポートに transparent パッケージを使用します。

デフォルトでは、グラフはこれが埋め込まれる文書のフォント設定を継承しま すが、オプション font でフォントを強制的に、例えば cmtt (Courier) や cmr (Roman) などの指定したフォントに変更することもできます。その場合、 特定のフォントサイズにも変更できますが、そうでなければ、fontsize 引数は その文字列用に必要なスペースを計算するのに使います。 あなたのドライバが、例えば dvips のようには任意のサイズのフォントを利用 できない場合は、標準の 10, 11, 12 ポイントサイズに限定してください。

グラフのデフォルトサイズは 5inch x 3inch ですが、オプション size でこ れをユーザが希望する任意のサイズに変更できます。デフォルトでは、X と Y の単位は inch ですが、他の単位も利用できます (現在は cm のみ)。

texpoints は、" \Diamond"" \Box" のような LaTeX コマンドを使 って点 (point) の記号を書きます。これらは latexsym パッケージで提供され、 これは LaTeX の基本配布物ですので、任意の LaTeX の実装に含まれます。 他の点記号は、amssymb パッケージの記号を使用します。 gppoints では、この出力形式は、代わりに gnuplot の内部ルーチンを使っ て点記号を描画します。

オプション texpoints では、3 つの異なる点サイズ指定: normalpoints, smallpoints, tinipoints を選択できます。

color は、gnuplot に \color{...} コマンドを生成させ、それによりグラ フの色付けを行います。このオプションを使用するには、あなたの LaTeX 文書 のプリアンブルに \usepackage{xcolor} を入れる必要があります。 monochrome は、色に関するコマンドを一切出力しません。 透過色の塗り潰しは、pdflatex を使用すれば利用できます。

linewidth は、線幅の拡大倍率を設定します。 rounded は、線の端や接合部を丸くします。butt は尖った端と角張った接 合部を使用し、こちらがデフォルトです。

pict2e は、点線のみサポートし、破線はサポートしていません。 デフォルトの線種はすべて実線です。変更するには、dashtype 属性をつけて set linetype を使用してください。

texarrows は、LaTeX コマンドを使用して矢 (arrow) を描きますが、これ はやや短かく、オプションをすべてはサポートしていません。gparrows は、 gnuplot 自身のルーチンを用いて矢を描くことを選択しますが、こちらはすべ ての機能を備えています。

竹野茂治@新潟工科大学
2020-12-08