書式:
set palette defined { ( <gray1> <color1> {, <grayN> <colorN>}... ) }
<grayX> は [0,1] に割り当てられるべき灰色値で、<colorX> はそれに対応す る RGB 色です。カラー値は 3 種類の方法で指定することができます:
<color> := { <r> <g> <b> | '<color-name>' | '#rrggbb' }
赤、緑、青に対応する空白で区切られた 3 つの値 (それぞれ [0,1] 内)、引 用符でくくられた色名、または引用符でくくられた X 形式の指定方式、のい ずれかです。グラデーションの定義では、これらの 3 種の型を自由に組み合 わせることができますが、色空間として RGB でないものが選択された場合色 名 "red" は少し違ったものになるでしょう。使用できる色名は show colornames でその一覧を見ることができます。
<r> と書いても、HSV 色空間ではそれは <H> 成分を、といったように選択さ れたカラーモデルに依存して意味が違うことに注意してください。
<gray> の値は実数の昇順に並べる必要があります。その列の値は自動的に [0,1] に変換されます。
カッコつきのグラデーションの定義なしで set palette defined とした場 合、RGB 色空間にし、あらかじめ設定されたフルスペクトルグラデーションを 使用します。グラデーションを表示するには show palette gradient を使 用してください。
例:
灰色のパレット (役に立たないが教訓的な) を生成するには:
set palette model RGB set palette defined ( 0 "black", 1 "white" )
青黄赤のパレット (全てが等価の) を生成するには:
set palette defined ( 0 "blue", 1 "yellow", 2 "red" ) set palette defined ( 0 0 0 1, 1 1 1 0, 2 1 0 0 ) set palette defined ( 0 "#0000ff", 1 "#ffff00", 2 "#ff0000" )
虹のようなパレットを生成するには:
set palette defined ( 0 "blue", 3 "green", 6 "yellow", 10 "red" )
HSV 色空間でのフルカラースペクトル:
set palette model HSV set palette defined ( 0 0 1 1, 1 1 1 1 ) set palette defined ( 0 0 1 0, 1 0 1 1, 6 0.8333 1 1, 7 0.8333 0 1)
MATLAB で使われるデフォルトパレットの近似:
set pal defined (1 '#00008f', 8 '#0000ff', 24 '#00ffff', \ 40 '#ffff00', 56 '#ff0000', 64 '#800000')
等間隔な少しの色だけのパレットを生成するには:
set palette model RGB maxcolors 4 set palette defined ( 0 "yellow", 1 "red" )
'交通信号' (滑らかではなく gray = 1/3, 2/3 で跳びを持つ):
set palette model RGB set palette defined (0 "dark-green", 1 "green", \ 1 "yellow", 2 "dark-yellow", \ 2 "red", 3 "dark-red" )
竹野茂治@新潟工科大学