73 Call

call コマンドは、読み込むファイル名の後ろに、9 つまでのパラメータを 与えることができることを除けば load コマンドと等価です。


    call "inputfile" <param-1> <param-2> <param-3> ... <param-9>

gnuplot の以前のバージョンでは、そのパラメータ文字列の内容を、特別な記号 $0, $1, ..., $9 をマクロのように置換することで表現していました。こ の仕組みは、現在は非推奨です (以下参照: call old-style (p. [*]))。

現在の gnuplot は、文字列変数 ARG0, ARG1, ..., ARG9 と、整数変数 ARGC を提供します。call コマンドを実行すると、ARG0 には入力ファイル名が、 ARGC にはパラメータ数が設定され、ARG1 から ARG9 にはコマンドラインに並 べられたパラメータの値が読み込まれます。

通常パラメータ ARG1 ... ARG9 は文字列値として保存されるので、それをマ クロ展開して参照することもできます (古い形式の書式の類似)。しかし、多 くの場合、それらは他の変数と同様に利用する方がより自然でしょう。

文字列パラメータ ARG1 ... ARG9 と平行して、与えられたパラメータは、配 列 ARGV[9] にも保存します。以下参照: argv (p. [*])



Subsections
竹野茂治@新潟工科大学
2020-12-08