このオプションは、自動的に生成される軸の目盛りの見出しと、描画されたデ
ータで実際に与えられる範囲に対応する描画境界の両方を制限します。これは
描画に対する現在の範囲制限とは無関係であることに注意してください。例え
ばデータ "file.dat" のデータがすべて 2 <
y <
4 の範囲にあるとすると、
以下のコマンドは、左側の描画境界 (y 軸) は y の範囲全体 ([0:10]) のこ
の部分 ([2:4]) のみが描画され、この範囲 ([2:4]) の軸の目盛りのみが作ら
れる描画を生成します。つまり、描画は y の範囲全体 ([0:10]) に拡大され
ますが、左の境界は 0 から 2 の間、4 から 10 の間は空白領域となります。
このスタイルは、範囲枠 グラフ (range-frame) とも呼ばれます。
set border 3
set yrange [0:10]
set ytics nomirror rangelimited
plot "file.dat"
竹野茂治@新潟工科大学
2017年10月31日