table モードが有効な場合、plot と splot コマンドは、現在の出力形
式に対する実際の描画を生成する代わりに
X Y {Z} <flag>
の値の複数列からなる表形式のテキスト出力を行ないます。フラグ文字 <
frag>
は、その点が有効な範囲内にある場合は "i"、範囲外の場合は "o"、未定義値(undefined) の場合は "u" です。データの書式は、軸の刻みの書式 (以下参照: set format (89.27)) によって決まり、列は一つの空白で区切られます。これは、
等高線を生成し、それを再利用のために保存したいときに便利です。この方法
は、補間されたデータを保存するのにも使うことができます (以下参照:set samples (89.74), set dgrid3d (89.22))。
書式:
set table {"outfile" | $datablock}
plot <whatever>
unset table
表形式の出力は、指定したファイルに書き出しますが、指定がない場合は現在
の set output が指定するものに出力します。他に、表形式出力を名前付き
データブロックにリダイレクトすることもできます。データブロック名は '$'
で始まります。以下も参照: inline data (78.3.4)。現在の出力形式の標準的な描画
に戻すには、unset table を明示的に行なう必要があります。
以下も参照: plot with table (89.78.1)。
Subsections
竹野茂治@新潟工科大学
2017年8月23日