書式:
pause <time> {"<string>"} pause mouse {<endcondition>}{, <endcondition>} {"<string>"}
< time> は、任意の定数または式です。-1 を指定すると改行キーが押されるま で待ちます。0 を指定すると一切待たず、正の数を指定するとその秒数だけ待 ちます。実行環境が秒以下の時間指定をサポートしていない場合、その時間は 整数の秒数に丸められます。pause 0 は print と同じです。
使用している出力形式がマウス機能をサポートしている場合、pause mouse は、マウスクリックがあるか ctrl-C が押されるまで待つようになります。そ うでない出力形式、またはマウス機能が有効になってない場合 pause mouse は pause -1 と同じです。
一つ、あるいは複数の終了条件が pause mouse の後に与えられた場合、そ のうちのどの一つでも pause は終了します。指定できる終了条件は、 keypress, button1, button2, button3, any のいずれかです。 pause がキー入力によって終了した場合、押されたキーの ascii コードは MOUSE_KEY に保存され、文字それ自身は、1 文字の文字列値として MOUSE_CHAR に返されます。
どの場合でもマウスの座標は変数 MOUSE_X, MOUSE_Y, MOUSE_X2, MOUSE_Y2 に 保存されます。mouse variable 参照。
注意: pause コマンドは OS へのコマンドであり描画の一部ではないので、 異なる出力装置では異なる動作をする可能性があります。(これは、テキスト とグラフィックスが、どのように混在するかによります。)
例:
pause -1 # 改行キーが押されるまで待つ pause 3 # 3 秒待つ pause -1 "続けるには return を打ってください" pause 10 "これは美しくないですか ? 3 次の spline です" pause mouse "選択したデータ点上で任意のボタンをクリックしてください" pause mouse keypress "有効なウィンドウ内で A-F の文字を入力してください" pause mouse button1,keypress pause mouse any "任意のキー、ボタンで終了します"
亜種である "pause mouse key" は、有効な描画ウィンドウ内での任意のキー 入力によって再開されます。特別なキー入力まで待つようにしたい場合は、以 下のような reread によるループを使うことができます:
printf "描画ウィンドウ内で Tab キーを打つと復帰します。" load "wait_for_tab"
ファイル "wait_for_tab" は以下のようなものです:
pause mouse key if (MOUSE_KEY != 9) reread
竹野茂治@新潟工科大学