Unix の場合は、1 行目に
#! commandという行を書いて、そのスクリプトを実行可能 (chmod u+x) にしておけば、 このスクリプトを実行することで、ここに書いたコマンド command の後に このスクリプト名を与えて実行してくれます1。
よって、csh スクリプトでは、
#! /bin/csh -fのように書くのが普通です。 なお csh スクリプトでは、各行の `#' 以後はコメントと見なされるので、 そのスクリプト (例えば script.csh という名前だとします) を普通にターミナル上で
% csh -f script.cshと実行しても、その先頭行はコメントとして無視されるだけなので 問題はありません。
なお、csh の `-f' オプションは、 各ユーザの初期設定ファイル .cshrc を読みこまないためのオプションで、 csh スクリプトを実行する場合は、通常このオプションをつけて実行します。 csh のスクリプト処理時の他のオプションについては、 6 節で紹介します。
竹野茂治@新潟工科大学