一般のベクトル空間 の元
に対して、
例えば、
は
の一次結合で、
は一次従属である。
では、例えば
は
の一次結合、
は一次従属
であり、
は一次独立である (厳密にはこの一次独立性は
自明ではなく証明が必要)。
一次独立であるか一次従属であるかの判定には、次の便利な定理がある。
なお、2. は 1. の対偶なので、線形代数の本では、 通常いずれか一方のみを紹介していることが多い。 よって証明も 1. か 2. のいずれか一方のみを行えばよい。
簡単に として 1. を証明する。
証明
このとき、
なので、
とすれば
の
の
組が取れることになる。
や
の場合も同様。
(
)
で
かつ
のうち少なくとも 1 つは 0 でないものが
あるとする。0 でないものが
だとすると、
で割って
移項すれば、
や
が 0 でない場合も同様。
とすると、
これと同様にして、
の
個の数ベクトルは、
それを並べて作った
行列の行列式が 0 でなければ
一次独立である。
逆にその行列式が 0 の場合は、連立一次方程式の理論から、
少なくともひとつは 0 ではない
の解が存在する
ことが知られているので、一次従属である。
つまり、
の
個のベクトルに対しては、
それらを並べた行列式が 0 でないことと一次独立であることが同値になる。
を実数の定数として、
を実数の定数として、
竹野茂治@新潟工科大学