例えば の場合、各 に対する期待値 の値は、
表 1 のようになる。
この の場合は、 でも回数の期待値は の 2 倍にもならず、 それほど大きいわけではない。 が大きい場合でも、 があまり大きくなければ と とはそれほど離れない。
実際、 のときに も との比を固定して 大きくする、例えば () のようにすると であり、(3) より、
しかし、もちろん なので、 が の近くならば 大きくなってしまうが、 元々の問題では、 の場合は、逆に最初に全部を 1 にしてしまって、 個をランダムに 0 にすればよいので、 実質的に の場合だけを考えればよく、 この場合の期待値 と の比は最大で 位であることがわかる。
竹野茂治@新潟工科大学