ポイントの分だけ値引きされると考えるのであれば、 支払い額が大きいほど大きなポイントがもらえて得となるので、 ポイントを毎回使用するよりも、 使用方法 2. の方が得のようにも思える。 よって、今度は、具体的な , , に対して、 端数の処理も考えた上で使用方法 1. と 2. の比較を行うことにする。 ポイントの端数 (小数以下) は切り上げとする。
円、 (10%), とすると、各支払い額、 ポイント値は使用方法 1., 2. で以下のようになる。
使用方法 1. | 使用方法 2. | |||
回数 | 支払い額 | ポイント数 | 支払い額 | ポイント数 |
1 | 10000 | 1000 | 10000 | 1000 |
2 | 9000 | 900 | 10000 | 2000 |
3 | 9100 | 910 | 10000 | 3000 |
4 | 9090 | 909 | 10000 | 4000 |
5 | 9091 | 910 | 10000 | 5000 |
6 | 9090 | 909 | 10000 | 6000 |
7 | 9091 | 910 | 10000 | 7000 |
8 | 9090 | 909 | 10000 | 8000 |
9 | 9091 | 910 | 10000 | 9000 |
10 | 9090 | 909 | 10000 | 10000 |
11 | 9091 | 910 | 0 | 0 |
合計 | 100,824 円 | (10086) | 100,000 円 |
この表から、以下のことがわかる。
なお、最後のポイント数は完全に得をした金額と言えるわけではなく、 将来使える金額なので、 博打の中止問題のように全額を得した金額に入れるのでなく、 その何割かのみを入れるべきなのかもしれない。
また、使用方法 1. や 2. 以外の方法で、 さらに得をする方法があるかどうかはわからないし、 , , の数値が変われば別な結果が得られるかもしれないが、 常識的な数値ではほぼ同様の結果となるだろうと思う。
竹野茂治@新潟工科大学