2 ポイント制度
まず、ネットでポイント制度や還元制度について簡単に調べてみたが、
そのおおまかな仕組みを以下にまとめる。
- 商品を買物すると、
その値段に応じたポイントが購入者のカードに追加される。
- そのポイントは、その店での次回の購入代金、
またはその一部として使用でき、使用した分だけポイントが減る。
- 使用するポイント数は、客が指定できる。
- 基本的にポイントは整数値で (端数の処理は店により異なる)、
1 ポイントを 1 円として使用できる。
- ポイントを代金として使用した場合は、
その差額、すなわち現金として支払った額に対して再びポイントが追加される。
- ポイントの計算は、一律何 % という場合もあるし、
商品の種類や、特売品などによって割合が異なる場合もある (店により異なる)。
- ポイントの追加の代わりに代金の値引きを行える店もあるし、
それとは無関係に代金の値引き交渉が可能な店もある。
- 支払い方法によってポイントの計算方法が変わる店もある。
- ポイントの計算式やポイントの使用の際に、
消費税を入れるか入れないかは店により異なる。
もちろん上記に当てはまらないポイント制度もあるだろうし、
店によってルールも違うので、すべての店に対する考察は容易ではないが、
ここから基本的な仕組みのみを取り出して、
以後簡単な考察を行うことにする。
設定するルールは以下のようにする。
- ルール 1.
- 商品を買物すると、
代金 (税込み) の一定割合のポイントが購入者のカードに追加される。
- ルール 2.
- そのポイントは、その店での次回の購入代金 (税込み額)、
またはその一部として使用でき、使用した分だけポイントが減る。
- ルール 3.
- 使用するポイント数は、客が指定できる。
- ルール 4.
- ポイントは、1 ポイントを 1 円として使用できる。
- ルール 5.
- ポイントを代金として使用した場合は、
その差額、すなわち現金として支払った額に対して再びポイントが追加される。
このルールでは税込額に対して計算するので、消費税は考察しなくてよい。
竹野茂治@新潟工科大学
2018年2月15日