なお (1) は、 が だけの関数 () として、 最初の 2 本だけで考えることも良く行われている。
この (1) は、 より一般の 3 次元的な気体運動を表す圧縮性オイラー方程式を 導くのと同様、積分形の保存則に戻って、そこから微分方程式を導く方法を 取っていることが多いように思う (例えば [1], [3], [4])。
しかし、3 次元オイラー方程式を導く際にすでにその方法、 すなわち積分形の保存則から微分方程式を導く方法を 用いているのであるから、 積分形の保存則を経由せずに 3 次元オイラー方程式から直接 (1) を導くこともできそうな気がする。 本稿は、それについて考察することが目標である。
竹野茂治@新潟工科大学