は閉区間
上で定義された有界な関数、
は区間
の
分割
で、(
) を各小区間内の標本点 (
) とするとき、 この分割と標本点と
に対する「リーマン和」
を
とし、分割の最大幅を
とする。
のときに、が有限な極限値
を常に持ち、 その
が、
の分点の取り方と標本点
の 取り方によらず一定な値であるとき、関数
を「リーマン積分可能」、
を「リーマン積分」と呼び
と書く。そして、連続関数に対しては次が成り立つことが知られている。
つまり、原理的には、(1) でなく、 リーマン和 (2) の極限でも 積分が計算できることになるが、 それは明らかに原始関数による (1) よりも煩雑なため、 そのような計算を目にすることは少ない。が閉区間
上の連続関数ならば、
のリーマン積分可能。すなわち、 連続関数
のリーマン和 (2) は、 (4) の条件を満たせば、常にその定積分に収束する。
ただし、リーマン和 (2) の極限による積分計算は、 「区分求積法」と呼ばれ、高校でもごく簡単な関数に対して 区分求積法で積分を求めたり、逆に区分求積法の形の数列の和の極限を 積分に直してそれを (1) で求めたりする問題を 見ることはあるが、色々な関数の定積分をリーマン和の極限で求める計算は あまり見ることはないだろう。
これを本稿で紹介する。
竹野茂治@新潟工科大学