5 最後に

以前、周期関数に対するある性質を証明するのに 問題 1 が成り立つ (交点が存在する) ことを使ったのであるが、 ふと考えてみたら、実はあまり簡単でもないことに気がついた。

色々考えて、本稿のようなブラウアーの定理を使う証明を思いついたのであるが、 必要な性質をすべて丁度使っていて、 それなりにきれいな形になっているように思う。

ただ、ブラウアーの定理の簡単な応用例としても それなりに意味はあるように思うが、 どこかの本にこの手の話は既に載っていそうな気もする。 どなたかご存じであればご連絡頂きたい。

竹野茂治@新潟工科大学
2012年4月16日