1 はじめに

以前ある会議で、書類の日付と曜日が 2 箇所食い違っていることを指摘したら、 えらく感心されたことがある。 それは単に 7/10 (月) $ \sim$ 7/20 (月) のように、 同じ曜日なのに日の差が 7 で割り切れない、 ということだったように思うが、 その程度のことで感心されて逆にこちらが驚いた記憶がある。

しかし、私のある先生は、その年の何月何日と言えば、 少し考えて曜日すら言い出す位であった。 それは、暗算が優れていたというわけではなく、 その先生の言っていたことを今考えてみると、 多少のルールと多少の計算で導いていたように思う。 その先生が実際にどう考えていたのかは正確には知らないが、 ここで少しそれを考察してみたいと思う。

竹野茂治@新潟工科大学
2007年12月20日