個人的には、太陽の軌道に関する私のあいまいな知識を式の上で確認できたし、 また北回帰線の意味などについても知ることができたのでよかった。 素数のふるい法でも知られるギリシャ時代の学者エラトステネス (BC.276-BC.194) が、 ある場所では真夏の真昼に真上から太陽が井戸の底を照らす、 という話を聞いて、 そのある場所からアレキサンドリアまでの距離を用いて地球の大きさを計った、 という有名な話があるが、 今までは私はその「ある場所」というのは ぼんやりと「赤道」上のことなのかと思っていたが、 それは今回の確認によって赤道ではなく、 北回帰線以南であればよいことを知ることもできた2。
竹野茂治@新潟工科大学