春分の定義としてよく耳にするのは 「昼の長さと夜の長さが同じになる日」というものであるが、 これが日本で祝日になっているのであれば、 他の国でも春分は祝日なのだろうかと調べてみると、 どうも日本では元々彼岸との関係で祝日 (祭日 ?) となっているらしく、 つまり宗教的なものなので、他の国では別に祝日でもなんでもないようである。
ところで、そのようなことを考えているときに、 「昼の長さと夜の長さが同じになる日」というのはどの国でも同じなんだろうか、 緯度によって違いがあるのではないだろうか、と疑問に思い少し考えてみた。 太陽光線が平行にくるとすれば 確かにどの国でも同じになりそうな気がするのであるが、 ついでに、 地球から見た場合の太陽の軌道が傾いていることや、 季節によるその軌道の変化についてベクトル解析風に考えてみた (したがって、通常の説明よりもずっとややこしい) ので、 それらをここにまとめておく。
竹野茂治@新潟工科大学