2 独立性
前提は、
で独立である、
ということだが、[2],[4] で示したことにより、
が直交行列であれば
は独立であることがわかる。そして、これを用いると、
[4] で示したことにより、 は
(4)
と変形できる。
は独立なので、あとは一般に、
のように が共通に含まれない関数から作られる確率変数が
独立であることを示せばよい。
今の場合、
なので、その密度関数を とすると、
となるので、独立となる。
なお、この最後の独立性の部分は、 の密度関数が共通でなくても言えるし、
2 つでなくても、共通に が含まれない変数のグループの関数で
作られる確率変数同士についても成立する。
竹野茂治@新潟工科大学
2022-08-25