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平成 13 年 6 月 8 日
超幾何分布の平均、分散、極限
新潟工科大学 情報電子工学科 竹野茂治
超幾何分布
は、確率変数
、確率関数
が
で与えられる確率分布である。
補題 1
証明
``母関数の方法'' を用いる。二項定理により
であるので、
となるが、二項定理より
であるので、ゆえに
命題 2
超幾何分布
に対して、
(
)
証明
となるが、ここで、
なので、
となる。ところで、
より、最後の式は約分されて
となる。
命題 3
超幾何分布
に対して、
(
)
証明
であり、命題 2 の証明と同様にして
がいえるので、補題 1 を使い、命題 2 の証明と同様の
計算を行うと
となる。一方、
であり、よって命題 2 より
ここで
とおくと
以後、
,
と書くことにする。
命題 4
超幾何分布
に対して、
を固定して
とすると
証明
を固定するということは、
より
として
するということ。このとき、
となることを示せばよい (
)。以後、
とする。
ここで、
より
となるので、結局
となる。
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Shigeharu TAKENO
2001年 8月 9日