3 独立な正規確率変数に関する条件
の場合と同様に、 を の一次式として、
(7)
とする。この が
となるためには、
[2] より
が条件となる。ここで、行ベクトル
,
を
(10)
とすると、条件 (8), (9) は
(11)
と書け、つまり
はすべて
と垂直な
単位ベクトルとなる。
なお、
も単位ベクトルである。
また、
が独立であることは、
[3] により、
(
) が
互いに垂直であることと同値である。
よって、これらをまとめると、
で、
かつ独立であることは、
「
が
互いに垂直な単位ベクトル」
と同値になる。そしてこれは、行列 を
(12)
とすれば、 が直交行列、すなわち
(13)
となることと同値になる ( は の行ベクトルの内積を
成分とする行列)。
竹野茂治@新潟工科大学
2022-08-23