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今年 (2005 年) 後期は、小テストを利用して講義に関するアンケートを
課してみました。質問内容は以下の通りです。
この講義について、不満に感じるところ、質問、意見などを自由に述べよ
これについて書かれてあったことを、備忘録の意味もかねてまとめてみました。
ついでに、それに対する私からの返答のようなものも作成しました。
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今回はこのアンケートは点数とは無関係としましたので、
白紙もたくさんありました。
金曜 1 限 (機械・建築) は受験者 46 人中、
- 白紙や「特になし」「このままでよい」とのみ書いたもの: 35 名 (76.1%)
- 不満や要望等をあげたもの: 9 名 (19.6%)
- 肯定的な意見のみあげたもの: 1 名 (2.2%)
- 質問: 1 名 (2.2%)
月曜 2 限 (情報・物質) は受験者 59 人中、
- 白紙や特になし、このままでよいとのみ書いたもの: 48 名 (81.4%)
- 不満や要望等をあげたもの: 5 名 (8.5%)
- 肯定的な意見のみあげたもの: 4 名 (6.8%)
- 質問: 2 名 (3.4%)
となっています。
白紙を含めて特に無し、あるいは肯定的な意見がいずれも多く、
必ずしも現状に不満を感じている人はそう多くはない、
という結果になりましたが、
それはこれまでのアンケート結果を採り入れて、
昔行なっていた講義形式とはかなり違った形の講義を
行なっているからだろうと思われます。
現在の講義は、実は以前の講義よりずっと講義中の問題を多くして、
進み方も遅くなっていて、かなり高校の授業寄りになっています。
つまり、以前の講義はもっと進度が速く、板書が多く、演習問題は少ない、
という形を取っていました。
基礎数理 II は他の専門科目の基礎科目で、ここまでは進まないと
他の科目に差し支える、ということも考えられるので、
これ以上進度を落す、あるいは問題を増やす、というのは無理で
現在のカリキュラムではこの辺りが限界だろうと感じています。
また、本来演習問題等は皆さんが自分で解くべきもので、
本当は、講義中に解く時間を与えたり、
講義の説明に必要なもの以上の問題の解説 (例えば宿題など) を
行なうべきではないと思っています。
高校までの優しい授業を良かったと考える気持は分からなくはないですが、
それを不満に思っているだけでは何も解消しません。早く
大学の講義
形式に慣れるべきだろうと思います。
最後に個別の意見を、回答へのリンクをつけてあげておきます。
(IIma: 基礎数理 II 機械・建築、IIic: 基礎数理 II 情報・物質、数字は人数)
- 不満、要望
- 解答のプリントに通し番号でなくてページ数を書いて (IIic 1, IIma 1)
(回答)
- 聞きとりにくいのでマイクを使って (IIic 1)
(回答)
- もう一方のクラスに比べて速い/進度が速い (IIic 1, IIma 2)
(回答)
- もう少し難しい問題を出して欲しい (IIic 1)
(回答)
- 難しい (IIic 1, IIma 1)
(回答)
- 宿題の解説はなくてもいい (IIma 1)
(回答)
- テスト問題のようなプリントも配って欲しい (IIma 1)
(回答)
- 授業中に問題を解く間を取って欲しい/問題を学生に黒板で解かせる方がいい
(IIma 各 1)
(回答)
- 講義のキリが悪い (IIma 1)
(回答)
- 板書が多い (IIma 1)
(回答)
- 肯定的意見
- わかりやすい (IIic 3)
- 静かで集中できる (IIic 1)
- ベクトルは初めてだったが意外と理解できた (IIma 1)
- 質問
- 期末試験もこれ位の難易度か (IIma 1)
(回答)
- 基礎数理 II はどの辺まで進むか (IIic 1)
(回答)
- 講義中に自分のペースで独自に問題を解く方がはかどるが、それはまずいか
(IIic 1)
(回答)
(12/01 2005)
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このアンケートは点数とは無関係としましたが、ほとんどが白紙でした。
受験者 49 人中、
- 白紙や「特になし」「このままでよい」とのみ書いたもの: 46 名 (93.9%)
- 肯定的な意見: 1 名 (2.0%)
- 不満をあげたもの: 1 名 (2.0%)
- 質問: 1 名 (2.0%)
となっています。
ほとんど意見がありませんでしたが、
アンケートに書く時間がなかった、ということで
後でメールでアンケートをくれた学生もいました。
よって、アンケートに飽きたか、または時間がなかったか、
というところなんでしょう。
最後に個別の意見を、回答へのリンクをつけてあげておきます (カッコ内は人数)。
- 肯定的な意見
- この調子を継続して
- 宿題の解のプリントは復習に役立つ
- 不満、要望
- 試験時間が短かいのでもう少し時間を長くして (1)
(回答)
- 質問
(11/15 2005)
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作成日: 06/28 2011
竹野茂治@新潟工科大学
(shige@iee.niit.ac.jp)