アンケートの意見に対する回答をこちらにまとめておきます。 なお、好意的な意見に対する回答、および回答が不要と思われる その他の意見に関する回答は省略します。
アンケート問題のページに戻る細かい計算が多かったですからそんなものかも知れません。 確かに今回の小テストは、時間の終りまで計算を続けている人が 多かったような気がしますので、 来年の基礎数理 IV では検討したいと思います。
ただ、残念ながら、2 年生に取っては
この基礎数理 IV が私が担当する最後の科目で、
よってこれが最後の小テストだったので、
「小テストのときにもう少し長く時間を」ということは、
もはや皆さんにフィードバックすることはできないことになりますね。
(11/15 2005)
教科書からではない問題もありますので、 むしろ通し番号の方が特定しやすいのではないかと思います。
それに普通に講義に出ているのであれば、
その通し番号はわかるはずですからそれは多分あまり困らないんだろうと思います。
逆に講義に出なかった人は、それ位のリスクは負うべきでしょう。
(12/01 2005)
マイクを使うと、また逆に聞きとりにくいこともありますので、
今まで通りとしたいと思いますが、
聞きにくと感じる人はなるべく前に座ってください。
前の方はまだかなり空いてますよ。
(12/01 2005)
もう一方のクラスに比べて速い、 というのはクラス分けしているのですからそういうものだと思います。
また、 「大学の講義について」 にも書きましたが、 大学の講義は講義の内容が多いので、 そもそも高校などよりも進度は速いのです。 これでも以前の講義よりは進度を落していますし、 かなり限界に来ていると思いますので、逆にこの程度のスピードには ついて来て欲しいと思います。
それに速く進んでいるように感じるかも知れませんが、 深い内容を紹介しているわけではありませんので分量はそう多くはありません。
それでも速いと思うなら、教科書は与えてありますし、
講義もほぼ教科書通りに進めているだけですから、
講義のペースに惑わされずに自分のペースで勉強したらいかがでしょうか。
元々大学の勉強というのはそういう物だと思います。
(12/01 2005)
教科書でとばしたところの問題を自分でやってみるとか、
図書館にある線形代数の演習書、問題集などを自分でやってみてください。
講義でこれ以上問題を増やすことはしないつもりです。
(12/01 2005)
例えば、現在宿題の解答はプリントを配っていますが、
この形式ならば、多少難しい問題も発展問題として出しておいて、
解答はプリントにし、解説はしない、
という条件でなら講義時間をつぶさずに出すことは可能ですね。
少し検討してみたいと思います。
ただ、自分で問題を見つけてそれをやる、
という上記のような能動的な勉強法の方が本来は正しい形です。
(12/15 2005)
講義の内容は、例年の単位取得状況から見て、 多くの学生はさほど難しいとは感じていないのではないかと思いますし、 今年は昨年とは違い、宿題をたくさん出し、その解答をプリントで渡していますので、 むしろ勉強はやりやすくなっているはずです。 つまり、これで普通、あるいは例年よりやや易しい位だと思います。
難しいと感じるのは自分に足りない部分があるからではないでしょうか。 あるいは、難しいと感じて、それに対して予習や復習をしたでしょうか。 何もせずに難しい、というのは簡単です。 「大学の講義について」 にも書きましたが、 大学の講義は、講義だけ聞いてそれで理解できるようなものではありません。 そして大学の講義は、講義以外に倍の勉強をしてそれで単位と計算されています。 そこまでできなくても、講義の部分を復習しながら例題を追って、 宿題をこなしていけばさほど難しいものでもないと思います。
大学の講義は確かに難しいかもしれません。
しかし、逆に考えれば難しいからわざわざ勉強する価値があるのではないでしょうか。
難しくなければ大学に来なくても勉強できるでしょう。
その難しいものをクリアして、それを身につけ、
自分を少しずつパワーアップさせて行くんだと考えたらどうでしょうか。
そうすればむしろ難しい講義ほど必要だ、と考えることも出来るでしょう。
(12/01 2005)
プリントに書いてある解答の説明は、
単なる計算の部分の説明はある程度省略していますが、
補足すべき点、注意すべき点もありますので、
必要なところは説明を続けていきたいと思います。
(12/01 2005)
甘えすぎです。
そもそもテスト対策とは、私が行うものではなく、
あなた方が行うべきものなのではないでしょうか。
(12/01 2005)
実は、過去にそのような形態を取って講義を行ったこともありました。 しかし、それよりも現在の形がいいだろうということで 現在はこのような形式にしています。
「授業中に問題を解く間を取る」のは、例えば、
まあ普通はそういうものだろうと思います。
それに、キリがいいと、話を一回しか聞かないことになるものがありますが、 キリが悪いと、先週の話を思い出しながら 2 回話を聞くことになります。 人間の記憶は、繰り返し聞いた方が残る仕組みになっていますから、 むしろこの方が頭に残るんです。 頑張って先週の話を思い出してください。
ただ、このように書いた人は、どうやら欠席が多いようですが、
それで理解しにくい、ということであれば、それはその人の責任です。
(12/01 2005)
教科書に書いてあることもだいぶ書かないようにしていますし、 これでも板書はかなり減らしているつもりです。 かなり譲れないところに来ていますので、 せめてこれ位はついてきてもらいたいと思います。 以前は、今の 1.4 倍位は板書していました。
それに、書き写すだけになる、というのはある程度しかたないと思います。
「大学の講義について」 にも書きましたが、
大学の講義は講義の内容が多いので、
講義中に全部を理解するのは難しいでしょうし、
そもそも大学の単位は講義外に講義と同じくらいの時間の勉強をして単位になる、
と計算されているのですから、
講義内容は自分で勉強して理解する、ノートはその理解の助けとする、
という形が正当な勉強方法だと思います。
(12/01 2005)
数学的には積分はまだ色々ありますが、 工学でもよく利用されるものに、以下のようなものがあります。
これらは、かっこ内に書いたような意味のもので、通常の定積分、重積分が 直線上の積分、平面上の積分であるのに対して、 曲線や曲面の上での積分になっていて、 ベクトル解析や電磁気学などでよく使われます。 しかし、いずれもパラメータを介して、通常の定積分、重積分に変換して 計算することができます。
これらは、具体的な数値を求めるというよりも、むしろその意味の方が 多分重要で、理論の展開の際によく用いられます。
他にも、工学の人はめったにお目にかかりませんが、
答える必要性を感じません。
それに、講義は試験のためにあるわけではありません。
皆さんが社会に出たときに要求される知識、
社会を渡り歩いていくための武器として身につけるべきものとして
講義はあります。
試験は、それが身についたかどうかをはかるものでしかありません。
試験のことばかり考えるような子供っぽい考え方からは
早く卒業しましょう。
(12/01 2005)
最初の講義のときにも言いましたが、
例年、「ベクトル」「行列」「行列式」をやった後は、
第 4 章のいくつかの節を選んでお話ししています。
今年もその予定です。
(12/01 2005)
全然構いません。
むしろ、大学は自分のペースで自分で学ぶところを身につける場であると思います。 そのような自分なりの勉強法を身につけたなら、 それは素晴しいことだと思います。