試験の時に取ったアンケート問題について (2001 年 前期)


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はじめに

今年の期末テストでは、講義全科目に対して最後に同じアンケート問題を 課しました。それは以下の問題です。

「この講義について、進度、演習、あるいは不満に感じるところなどを 自由に述べよ (注: 真面目に書いてあるかだけを点数に反映させる)」
これについて書かれてあったことを、備忘録の意味もかねてまとめてみました。 ついでに、それに対する私からの返答のようなものも作成しました。

全般的な感想として、進度が速い、板書が速い (多い)、演習問題が少ない、 と感じているようです。 そして、1 年生の基礎数理の最初の講義でいつも私が話している通り、 それはある意味で当然だと思います。 その辺りが高校までの授業と大学の講義が大きく違うところですから、 ある程度は慣れる必要があると思います。

ただし、そればかりを学生に押しつけるのも何ですし、 2,3 年生からもそういう意見が多く出ているので、 今後はそれに対する対応も含めて検討してみたいと思います。 詳しくは以下をご覧ください。

なお、以下では主に不満に感じたという否定的な意見を取り上げましたが、 なかにはこういう点が良かった、といった意見もいくつかありました。 ただし、それらについてはここでは必要なもの以外は触れないでおきます。
(07/27 2001)

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書かれていたこと


基礎数理 I (火曜 1 限: 情報電子・建築 1 年)


多かった意見は

といったものでした。 ただ、進度については、速いと書いた人の 6 割分にあたる人数から、 こんなもんだろうという意見もありました。 実際には今年は進度は例年より遅いので、板書が速い、ということを 進度が速いと感じた人が多かったのかもしれません。

他にも少数意見として次のようなものがありました。


(07/27 2001)

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基礎数理 I (金曜 1 限: 機械システム・物質生物システム 1 年)


多かった意見は

といったものでした。他にも といったものもありました。

高校までの授業とのギャップを感じているのかも知れませんが、 その一方で私のところに質問に来た学生や 演習問題の紙に質問を書いた学生はほとんどいませんでした。

また、同様に

といった、高校までの受け身の授業を引きずっているように見られる 意見もありました。

演習問題に関して、

という意見や、 といった感想のようなものもありました。
(07/27 2001)

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基礎数理 III (月曜 2 限: 情報電子の一部・建築 2 年)


多かった意見は

でした。そしてほかにも といったものがありました。
(07/27 2001)

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基礎数理 III (木曜 5 限: 情報電子 2 年)


特に多かったのは、

でした。その他には などがありました。
(07/27 2001)

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離散数学 (木曜 3 限: 情報電子 3 年)


圧倒的に多かったのは次の意見でした。

進度が速いと書いた人も多少いましたが、むしろ速かったのは進度ではなくて 板書のスピードだった、と分析している人もいました。

他には

などがありました。

また、

という意見には、丁度反対の意見もあり、 というものもありましたし、 にも、だから理解できたのでよかった、という意見と、 そこは省略して欲しかった、という反対の意見がありました。
(07/27 2001)

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その他

以上の意見のほかに、 「複習」「進向」「わかり安い」「内要」「問題を問く」 「実銭」「つみ積ね」「ノートに映す」「授講」などの誤字が 目に付きました (特に多かったのは「構義」) 。 また、漢字で書くべきやさしい熟語がひらがなで書かれているものも 多かったです。

逆に、私から皆さんへの意見ですが、

といったことを改善してもらえるとうれしいです。

(07/23 2001)
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作成日: 06/28 2011
竹野茂治@新潟工科大学 (shige@iee.niit.ac.jp)