小テストのアンケートの意見に対する回答 (2010 年 前期)


はじめに

アンケートの意見に対する回答をこちらにまとめておきます。 なお、好意的な意見に対する回答、および回答が不要と思われる その他の意見に関する回答は省略します。

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目次

(Imc: 基礎数理 I (機械・環境)、 Iia: 基礎数理 I (情報・建築)、 III: 基礎数理 III (情報・環境))

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不満、要望


話が早い

(基礎数理 III (情報・環境))

話たいことが多くなると早くなる癖がありますので、 それはなるべく直したいと思いますが、 普段のペースで早いのだとすると、これくらいはついてきてください。

もし、講義中にすべて理解したい、ということなんだとすれば、 それは正しい受講態度ではありません。 詳しくは以下をご覧ください。


(06/21 2010)

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宿題のプリントに問題のページ数を書いて

(基礎数理 III (情報・環境))

この意見は、多分宿題の正答例のプリントを配ったときに、 自分がやってきた宿題の解答とつきあわせて見ている人ではなく、 テスト前などに初めて正答例のプリントを見てみたんだけど、 それがどの問題に対応しているのかわからない、ということなんだと思います。

宿題には通し番号を書いていて、 問題を出すときにはどの問題かを指定していますから、 それをちゃんと書いていればそういう質問は出ないはずなので、 もしかしたら普段も講義に出ていないのかもしれません。

正答例のプリントは、原則宿題をやってきた人へのものなので、 そういう人への対応を考える必要性は感じません。 よって、今後もそのような対応をする予定はありません。
(06/21 2010)

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いびきをかいて寝ている人が邪魔

(基礎数理 I (情報・建築))

これは、そういう意見が多かったのですが、 いびきというのは単調な音なので、工事の騒音と同じですから、 原理的に私語ほど迷惑ではないだろうと思います。 よって、特に注意しませんでした。 ただ、困るほど大きな音であれば今後は注意したいと思います。

また、注意しないのを「放任」であるとか、 「寝ている人は起こすべきでは」と書いている人もいましたが、 講義を聞かずに損をするのは本人の責任なので、 それ自体に文句を言うつもりはありません (そこまで優しくはありません)。
(06/25 2010)

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問題のプリントを作って欲しい/宿題の量が少ない

(基礎数理 I (機械・環境))

問題のプリントを、というのは甘えすぎです。 問題をもっと解きたい、というのであれば、 自分で教科書、あるいは図書館にある本の問題などを解けばいいでしょう。 宿題の量が少ないと考える人も、同じようにしてください。

なお、問題の解法のパターンを身につけるために問題を数多くこなす、 というのはあまり感心しません。 もちろんある程度の計算はできる必要がありますが、 必要以上に問題をやると、逆にパターンにあてはまらない問題が解けなくなります。

一般社会に現実的に表われる問題は、必ずしもパターン通りの問題ではありません。 そのような場合に必要になるのは理論を理解しているか、という点です。 それによって、初めての問題にも応用が効くわけです。 よって演習問題は、本来は理論の理解のために行うべきです。
(06/25 2010)

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プリントの字をもっと見やすく

(基礎数理 I (機械・環境))

宿題の正解は、以前は黒板で板書していました。 それを紙にしただけで、黒板の文字とプリントの文字は どちらも私の手書きで、それほど違いはありませんから、 問題はないと考えています。

もし見にくくてわからないところがあったら質問してください。
(06/25 2010)

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講義中に問題を解く時間を取って欲しい/問題の解法の説明をもっと多く

(基礎数理 I (機械・環境)(情報・建築))

これは、「高校の授業の仕方」がまさにその形態なのですが、 それがよい、と感じている点がまだ抜けていない、ということを意味する要望です。

講義の最初に配った 「大学の講義について」 というプリントに 大学の講義と高校の授業の違いについて書きましたので、 それをあらためて読んで、大学の講義のスタイルに早く慣れてください。

今のところ、「講義中に問題を解く時間を取ること」も、 これ以上「問題の解法の説明を増やす」ことも考えていません。 現在は、これでもだいぶ妥協した形にしていて、 これ以上は無理ですし、講義以外に皆さんが能動的に勉強すべきなのです。
(06/25 2010)

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解き方の説明が聞きづらい

(基礎数理 I (機械・環境))

聞きづらくてわからないところがあったら質問してください。

ただし、宿題のプリントの説明のことを指しているのだとすれば、 一応宿題をやってきた人のために説明をしているので、 やってない人がわかりにくい、といってもそれは仕方がありません。
(06/25 2010)

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高校で習ってない範囲の解説がわかりにくい

(基礎数理 I (機械・環境)(情報・建築))

それはまあそんなもんでしょう。

なお、高校で習っている習っていないに関わらず、 私はすべての学生が講義中にすべてを理解するようには説明していないつもりです。 わからなくてもとりあえずノートを取り、 講義以外の時間を利用して自分で理解する、 それが正しい大学の勉強の仕方です。
(06/25 2010)

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進度が早い/遲い

(基礎数理 I (機械・環境))

進度に関しては「早い」「遲い」「丁度いい」という意見がありました。 とりあえずこのままやりたいと思います。

ちなみに、現在の進度は過去のアンケートの皆さんの意見に妥協して、 だいぶ遲くなっていて、これ以上は落とせないと感じています。 それに早いとは言っても、上っつらのことしかやっていないので、 それほどの内容はやっていません。 また、遲いと感じる人は、 講義のペースにとらわれずに自分でどんどん先に進んでもいいでしょうし、 深い内容、あるいは別な勉強に力を入れてもいいでしょう。 そもそも大学とはそういうところです。
(06/25 2010)

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質問


5 回以上休んでもテストの成績が良ければ単位を出すのか

(基礎数理 III (情報・環境))

それが本来の大学の講義の形だと思いますので、 基礎数理 III ではそのように考えていて、 出席も点数化はしていません。

ただし、基礎数理 I は別です。
(06/21 2010)

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小テストと期末テストの評価の割合は

(基礎数理 I (機械・環境))

公表はしていませんが、試験問題の分量を見ればおのずと予想がつくと思います。

なお、テストのことばかりに取らわれるのはあまり感心しません。 大学の講義を受けるのは試験のためではないだろうと思います。
(06/25 2010)

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合成関数の微分では dy/dx=dy/du×du/dx は必ず書かないといけないか

(基礎数理 I (機械・環境))

自分のために計算するならどう書いても結構です。 しかし、それが人に説明するためだとしたらどうでしょうか。 テストの答案は採点者に自分がどれだけ理論、 方法を理解したかを説明するものです。 とすれば、書いた方が説明としてはいいことがわかるでしょう。

それに丁寧に書いた方が多分間違いも防ぎやすいでしょうし、 見直しやすくもなるでしょう。
(06/25 2010)

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高校で習ったのとは違う方法だが、使い分けてもいいのか

(基礎数理 I (機械・環境))

それがどういう方法なのかはわかりませんが、 自分のために計算するならどう解いても結構です。 しかし、テストの話だとしたら、 テストの答案は採点者に自分がどれだけ理論、 方法を理解したかを説明するものですから、 その講義で教わった方法で書くのが大原則でしょう。

同じ計算問題があったとしても、 それが「そろばんの授業」ならばそろばんで解くべきでしょうし、 電卓で解いても点数はあげられないでしょう。 それと同じ話だと思います。
(06/25 2010)

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その他の意見


行列なども扱って欲しい

(基礎数理 I (情報・建築))

行列は、2 年前期の基礎数理 III でやります。 選択科目ですが、必要ならばそれを受講してください。
(06/25 2010)

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高校で数 III をやっていないので不安

(基礎数理 I (情報・建築))

講義の最初にお話をしましたが、 クラス分けの点数と最終成績には相関があまりありません。 つまり、数 III をやってなくても、 今それを理解すればいいだけのことです。 その勉強をやれば点数が上がり、やらなければ点数は下がります。 不安に思うなら勉強をすればいいだけのことです。
(06/25 2010)

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ひたすら問題を解くだけで意欲がわかない

(基礎数理 I (機械・環境))

それは私の問題ではなく、あなたの心の問題だと思います。 例えば、今後の進退も含め、助言教員に相談してみたらいかがでしょう。

1 つの個人的な意見を披露しますと、 工業的な技術は、専門高校や専門学校でも取得できると思いますが、 そういうところと大学との一番大きな違いは、 基礎的な理論を学べるところだと思います。 また、自分が将来どんな仕事をするかわからない、 就職しても、どういう部署に行くのかがわからない、 そういうときに最も役立つのは大学の最先端の技術の科目よりも、 むしろ教養科目だったり、基礎の数学や物理だったりするのではないかと思っています。
(06/25 2010)

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作成日: 06/28 2011
竹野茂治@新潟工科大学 (shige@iee.niit.ac.jp)