小テストのアンケートの意見に対する回答 (2009 年 前期)


はじめに

アンケートの意見に対する回答をこちらにまとめておきます。 なお、好意的な意見に対する回答、および回答が不要と思われる その他の意見に関する回答は省略します。

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(Imc: 基礎数理 I (機械・環境)、 Iia: 基礎数理 I (情報・建築)、 III: 基礎数理 III (情報・環境))

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不満、要望


黒板の字が見づらい

(基礎数理 III (情報・環境))

確かに私は字は綺麗な方ではないと思いますので、気をつけたいと思いますが、 わかりにくい字があったら、その場で指摘/質問してください。

または、現在の出席者数からして、 割と自由なところに座れるだろうと思いますので、 見やすい位置で講義を受けたらいかがでしょう。
(06/21 2009)

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講義中後ろの方がうるさい

(基礎数理 III (情報・環境))

特に「宿題の解説中うるさくて、私の説明が聞きとりにくい」ということでしたが、 私は講義中の私語は見つけ次第注意していますから、 それほどうるさくはないのではないかと思います。

多分、この「うるさい」、 特に「宿題の解説中にうるさい」というのは、 講義中に学生が出入りする音がうるさいのではないかと思います。

1 限の講義のためか、遅れて入ってくる学生が何人かいますし、 なぜか数分経ってから講義室を抜ける人がいます。 この後者の学生の行動は私にも理解ができません。 それは、以下の理由のため、出席を書きにくるとか、 プリントだけもらいに来る、という必要が全くないからです。

よって、学生の邪魔にもなるので、 トイレ以外で途中で抜けるという人は、 最初から出てこないようにしてもらいたいと思います。

ただし、そういう人は、教室にごくわずかの時間しかいないので、 そういう指摘をするのは結構難しいところでもあります。 よって、話声以外の音はある程度我慢してもらわなければいけないかもしれません。 なんでしたら、聞きとれなかった部分は、そのときに質問してください。
(06/21 2009)

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わかりにくい/難しい

(基礎数理 III (情報・環境)、基礎数理 I (情報・建築))

基礎数理 III では、以下のような 2 つの意見がありました。

まず前者ですが、確かに進度は早く感じるかもしれませんが、 深い内容はやっておらず、それほどの分量をやっているわけではありませんので、 これくらいはついてこれない早さではないと思います。 それに、 「大学の講義について」 にも書きましたが、 講義中にすべてを理解しようと考えているのなら、 それは間違った受講態度ですし、 我々もすべての学生に講義中に理解させようと思って講義していません。 大学の講義は、講義以外の時間にあらためて復習をしたり 宿題をして初めて理解できるものです。 そういう勉強をしていますか ?

次に後者ですが、「かみくだく」というのがどういうことを意味しているのか 理解できないので、何とも答えづらいのですが、 多分身近な実例がないので理解しづらい、ということなのではないかと思います。 しかし線形代数は、最初の講義でも述べたように抽象的な学問なので、 こういうもんだと思って勉強するしかありません。 それに、大学の講義は、私の解説だけを頼りにするのではなく、 自分で本を読む、宿題を解く、という作業をして理解していくものです。 私の講義だけで理解しようという「高校までの受け身の授業」 の受講態度から早く脱却して、 「自分で復習や問題を解くことで能動的に理解する」 という大学の学習態度を身につけるべきでしょう。 大卒の人間は、そういうことができることが社会に要求されます。

基礎数理 I (情報・建築) では、難しい、難しすぎる、 あるいは宿題の解答が難しい、という意見がありました。 これに対しては、ほぼ上と同様ですが、

と答えておきます。クラス分けテストの点数からして、 また今はだいぶ浅い内容しかやっていませんので、 理解できない内容ではないと思います。 難しいという人は多分復習をしていない、 宿題を解いていないのではないかと思いますが (毎回 45 分位はやってください)、 宿題のプリントを見てるだけでは解けるようにはなりません。

なお、「難しい」と書いた 5 人のうち 4 人が建築の学生でしたが、 建築学科はこの科目は必修科目ではないので、 他の科目に比べてやややる気が低く、勉強をしていない、 ということも考えられます。
(06/26 2009)

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もう少し演習問題がやりたい

(基礎数理 I (機械・環境))

私からは今以上演習問題を出すことはしませんので、

等を行ってください。

ただし、演習問題を解きすぎるとそれが「目標」になってしまいがち (パターン化された問題だけが解ける、といったことになりがち) ですから、 むしろ演習問題は理論を理解するためにあると考え、 理論の理解を主眼においてください。 そうでないと、応用ができません。 余裕があるなら、むしろ先の内容を予習したらいかがでしょうか。
(06/26 2009)

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黒板でなく学生の方を向いて講義して欲しい

(基礎数理 I (機械・環境))

確かに心理的なメリットがあるという話は聞いたことがありますが、 残念ならが、その必要性を感じません。 学生の顔を見ても、少なくとも私には何を考えているのかはわかりません。 何か意見や質問があったら、声をかけてください。
(06/26 2009)

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部屋の冷房温度が低い

(基礎数理 I (機械・環境))

確かに、小テストのときは少し気温を下げました。 改善したいと思いますが、 冷気が直接当たらない場所を選んで座るといいかもしれません。
(06/26 2009)

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黒板の字をもう少し大きく書いて欲しい

(基礎数理 I (情報・建築))

多少は気をつけたいと思いますが、 これには、「後ろに座ると見づらい」と書いてあったのですが、 ということは解決法は知っていますよね。見える位置に座ってください。 どうしても後ろに座らないといけないくらい満員なら それなりに改善しないといけないでしょうが、 今の人数ならどこでも座れると思います。

それに、大きい字だとすぐに黒板を消さないといけないので、 それはそれで問題もあると思います。
(06/26 2009)

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試験の問題数が予想より少ない

(基礎数理 I (情報・建築))

早く解く、ということを見ているわけではなくて、 理解しているかどうかを見ているので、 時間切れになるほどの問題を出すつもりはありません。
(06/26 2009)

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試験の答案を書く欄が狭い

(基礎数理 I (情報・建築))

確かにそうかもしれませんが、 だから書く場所が足りなければ裏に書いても結構です、と言っています。
(06/26 2009)

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講義中に問題を解く時間を取って欲しい

(基礎数理 I (情報・建築))

最初の時間に配った 「大学の講義について」 にも書きましたが、 高校の授業と大学の講義は違います。 そのような時間は大学の講義では取れませんので、 自分で後で復習してください。

「その時にわかっていても記憶できてないので解き方を忘れてしまう」 と書かれていましたが、だからノートを取ってあとで理解するのです。 その時に解いても、 それは「要するにこうすればいい」という付け焼刃型の理解にしかなりません。 むしろ、後で自分でノートと本を見ながら理解した方が本当の理解になります。 それが大学での正しい勉強の仕方です。
(06/26 2009)

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黒板にもう少し細かい部分も書いて欲しい

(基礎数理 I (情報・建築))

どんな教科書にも「行間」というものがあります。 数学の場合、式変形の途中がいくつか省略されている、 論理の進め方の理由の説明が省略されている、などがそれですが、 我々の講義は、通常はその教科書の行間を補足して 解説する (「行間を埋める」という言い方をします) といったことをやっているつもりです。

この「行間」には、ある人はこの説明でわかるけど、 ある人はわからない、といった個人差があります。 だから、どのような説明をしたとしてもそれなりに行間はあると思います。 これ以上詳しく書くのは板書量や時間の制限などのために適当ではないと思いますし、 また自分でその行間を埋める作業こそが勉強だと思いますので、 それは自分で埋めてください。
(06/26 2009)

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質問


その他


卒業させてください

(基礎数理 III (情報・環境))

卒業とは「私がさせる」ものではなく、「あなたがする」ものです。 私は、単にあなたがこの講義の内容を理解し、クリアしたかを認定するだけです。 理解していれば合格になって、理解しなければ不合格になるだけです。
(06/21 2009)

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作成日: 06/28 2011
竹野茂治@新潟工科大学 (shige@iee.niit.ac.jp)