は での の変化率、すなわち の 1 の 変化に対する の変化を意味する。
例えば、ある鉄の棒を熱したとき、 を熱した時間[秒]、 をそのときの温度[度] とすると、 は 10 秒後の温度、 は 10 秒経過時点での、1 秒当たりの温度上昇、を意味する。 だから , であれば、10 秒後は 45 度で、 10 秒経過時点では 1 秒当たり 2.5度 (2.5度/秒) 温度が 上昇していることを意味し、 例えば 10.2 秒後は約 0.5 度上がり約 45.5度となる。
そして を温度 のときの棒の長さ[m] とすると、 合成関数 は、 秒後の棒の長さとなる。 は温度 度のときの 1 度当たりの棒の伸びを意味し、 例えば , であれば、 温度 45度のときは 5.5m で、 温度 45度付近では、1 度温度が上昇すると 0.4m の割合で伸びる ことになる (0.4m/度)。
このとき、10 秒後の棒の長さは、 m で、 その 10 秒経過時点での棒の 1 秒当たりの伸び [m/秒] は、 1 秒当たり温度が 2.5 度上昇し、温度 1 度の上昇毎に棒は 0.4 m 伸びるので、
竹野茂治@新潟工科大学