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ところで、この定理を使って 3 次の行列の逆行列を計算すると、 2 次の小行列式 9 つと、 3 次の行列式 1 つを計算して求めることになるが、 2 次の小行列式 9 つを求める手順がやや煩雑であると感じる。 また、その結果があっているかどうかのチェックとして、 最後に余因子行列 と との積が
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実はそれを考察すると、 3 次元の余因子行列は 3 つのベクトルの外積で表わされることがわかるのであるが、 本稿ではそれについて簡単に紹介する。