一方、成分による計算式は以下のようになっている。
(1)
教科書では、定義 1., 2. を元に 基本ベクトル同士の外積を計算し、積に関する分配法則を示した上で、 成分の式 (1) を示している。 本稿では逆に (1) を外積の定義と考え、 そこから 1., 2. を示すことを目標とする。
なお、ベクトル と が平行な場合は、 と書けるか、または となるので、 それを (1) に代入すればいずれの場合も になるし、 また、このときは 1. も面積が 0 となり、 それは を意味するから その場合は考えなくてよい。
よって、以後は と とは平行ではないとして考えることとする。
竹野茂治@新潟工科大学