は、 の 個の要素のうちの 個の要素の積 からなる 個の項に か をつけたものの和となっていて、
よって、あまり自然でもなく、必要以上に煩雑な議論になってしまっている ところもあるように感じる。
また最初に述べたように、 これはあくまで数学者としての証明に対する興味の結果であり、 学生の勉強に向くものではなく、実用性もほとんどないと思われる。 よってこれを見ても (ましてや勉強しても) 何かの役に立つ、 ということはまずないと思う。
しかし逆に言えば、数学者の問題意識はどこにあるのか、 つまり普通の人とは違ってこういうところが気になる、 むしろこういうところに興味がある、 あるいは普段こういう証明などを考えている、 ということを知ってもらうという点では意味があるのかもしれない3。
竹野茂治@新潟工科大学