3.2 の評価: accurate method の場合
まずは (7.55') から考える。
と とは、
この , , 以外の front は共通なので、
(
1)
となることがわかる。
この評価を、, の状況で場合分けして考える。
まずは、[A-1]、すなわち , が物理 front (膨張 front, 衝撃 front, 接触不連続 front) で、
で、 がその Riemann 問題の解から accurate method (p129-130) で作られた場合を考える。
この場合、当然
であり、要請 (P) により
と
は でも分解されていない。
Lemma 7.2 (i) より (1) の右辺は、
となって (7.55) が成り立つことがわかる。
次に、[A-2]、すなわち accurate method で の場合は、
Lemma 7.2 (ii) より
となり、やはり (7.55') が成り立つことがわかる。
なお、front の大きさ は十分小さい状況を考えているので、
Lemma 7.2 (ii) の
の部分は と
見ることができる。
竹野茂治@新潟工科大学
2020-06-03