128.34 Texdraw

texdraw ドライバは (La)TeX texdraw 環境をサポートします。それは texdraw パッケージと共に利用されることを想定しています。以下を参照して ください: https://www.ctan.org/tex-archive/graphics/texdraw/ 。


     set terminal texdraw
                    {size <XX>{unit},<YY>{unit}}
                    {standalone | input}
                    {blacktext | colortext | colourtext}
                    {linewidth <lw>} {rounded | butt}
                    {pointscale <ps>}
                    {psarrows | gparrows} {texpoints | gppoints}
                    {background <rgbcolor>}

注意: グラフィックは、灰色階調のみです。文字列は常に黒です。箱 (box) と 多角形の塗り潰しは、ベタ塗り (solid) の灰色階調のみで、パターン塗りは使 えません。

数ある中で、点 (point) は、LaTeX のコマンド " \Diamond", " \Box" などを 使って描かれます。これらのコマンドは現在は LaTeX2e のコアには存在せず latexsym パッケージに含まれていますが、このパッケージ基本配布の一部で あり、よって多くの LaTeX のシステムの一部になっています。このパッケー ジを使うことを忘れないでください。 他の点種は、amssymb パッケージの記号を使用します。plain TeX との互換性 のためには、オプション gppoints を指定する必要があります。

standalone は、コンパイルの用意ができた、複数のグラフを持つ可能性のあ る LaTeX ファイルを生成します。デフォルトは input で、他のファイルか ら include できる TeX ファイルを生成します。

blacktext は、強制的にすべの文字列を黒で書きますが、colortext は、 「色付き」の文字列を可能にします。デフォルトは blacktext で、ここでの 「色」は、実際には灰色階調を意味します。

rounded は線の端や接合部を丸くし、butt は尖った端と角張った接合部を 使用し、これがデフォルトです。

linewidthpointscale は、線幅と点記号のサイズをそれぞれ伸縮しま す。pointscale は、gppoints にのみ適用します。

psarrows は、TeXdraw コマンドを用いて arrow (矢) を書きます。これは は簡単ですが、どんなオプションも提供しません。gparrows は、代わりに、 gnuplot 自身の、すべての機能を備えたサブルーチンによる arrow の描画を選 択します。同様に、texpointsgppoints は LaTeX の記号と gnuplot の点描画ルーチンの選択です。

竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-02